今日の裏読み、表読み(2023/12/06)

昨晩も揉み合い気味の展開。引き続き日替わり的相場が続いていることは、考慮して対応したい。
 金融政策としては、英中銀が金融安定報告書を公表、ポーランド中銀とカナダ銀行が政策金利を公表する。
 英金融安定報告書では、インフレ懸念が残る形が示されると見られ、こういった面がポンド相場を支えるか注目。ポーランド中銀とカナダ銀行は、据え置きが想定されており、一定の織り込みとなるが、カナダ中銀は、声明が焦点となるが、FOMCの来年の利下げの思惑が高まっていることで、隣接するカナダでも同様な期待感が出ている模様。ただ、逆にタカ派姿勢を残すと相場を下支えする見通し。
 経済指標としては、豪11月AIG建設業・製造業指数と第3四半期GDP、独10月製造業新規受注、英11月建設業PMI、ユーロ圏10月小売売上高、加12月景気先行指数、第3四半期労働生産性指数、10月貿易収支と11月Ivey購買部協会指数、メキシコ10月消費者信頼感指数、米国では、MBA住宅ローン申請指数、11月ADP全米雇用報告、10月貿易収支と第3四半期非農業部門労働生産性・改定値などが発表される。
 注目としては、豪第3四半期GDP、ユーロ圏10月小売売上高、加12月景気先行指数や11月Ivey購買部協会指数などは結果の強弱次第。焦点は米11月ADP全米雇用報告となるが、直近米雇用指数に弱めの結果が見えており、弱い結果が実際見えると、週末の米雇用統計に対する思惑から、ドル相場に売り圧力を高めそうだ。

 戦略としては、ドル円は、151.91と今年の高値を更新後、146.22まで下値を拡大もこれを維持する形。ただ、上値追いは厳しく、上値は、147.45が押さえると売り狙い。超えて148.52越えをストップ、超えても149.70-75、更には149.08や149.75をストップに売り場を探す形となる。下値は、146円ミドルが維持されると利食いで、また買いは146.23をストップ、また割れるケースでは、145.91割れをストップとするか、更に145円割れをストップに買い下がりの余裕を持って対応したい。
 ユーロドルは、1.1017まで上値を拡大も更なる展開とならず、ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は1.0656-93ゾーンをストップに、押し目を待って買い場を探す形となる。上値は、1.08ミドルが押さえると利食い優先。この位置から売り上がって、ストップは、1.0895-1.0913越え、超えても1.0949や1.1017をストップに、売り直しとなるが、こういった売りのターゲットは、直前の戻り安値が維持されると利食いを優先したい。
 ポンドドルも1.2734まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、1.2652が押さえると利食いで、またこれをストップに売り狙い。超えても1.2724-34や1.2746をストップに売り場探し。ターゲットは、1.2578が維持されると利食いも、割れるならストップを1.2523-47割れとして買い場探し。割れても1.2450割れをストップ、更に1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れとなるが、こういった下落では、直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。 
 一方クロス円では、ユーロ円は、163.72が上値を押さえ、下落が158.58まで拡大も突っ込み売りは出来ず、早期はこれをストップに買うか、157.70をストップに、日足の雲が控える158円前後まで買い下がりとなる。上値は159.54-72が押さえると利食いで、売りは160.15越えをストップに売場探し。また超えても160.50-00を前に上げ渋りでは利食や売り場を探して、ストップは161.95越え。更に超えても162.25や162.94越えをストップで売り狙いとなるが、こういった売りの利食いは、下げが甘ければしっかりと利食いながら対応したい。
 ポンド円は、188.67で上値を押さえれて、下落が185.07まで拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は184.47割れをストップに買い場探し。上値は、185.96-20が押さえると利食い優先で、売りもこれをストップ、超えても187.57越え、更に超えるケースでは、187.88、188.35-97ゾーンをストップに順次売場探しとなるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながら対応したい。
 豪ドル円は、98.55から調整が96.25まで拡大。早期は96.04-25割れをストップに買い場探し。割れても95.61割れをストップに買い直し。上値は、96.81-87が押さえると利食い、このCapで売るか、更には97.52越えをストップ、または98.11越えをストップ、更には98.38-55をストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながら対応したい。
 NZD円は、上値を91.52まで拡大も、更なる展開とならず、。早期は、89.19や88.93割れをストップに買い場を探す形。上値は、90.40-60、90.80-00と利食いや売り場探し。ストップは91.52越え。ただ、こういった売りのターゲットは、直前の安値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。