昨晩はドルに買い戻しが優勢となったが、引き続き日替わり的な展開であることは変わらず、追いかけるのは避けておきたい。
金融政策としては、豪準備銀行が政策金利を公表する。想定は据え置きとなるが、引き続き利上げの可能性は残す見通し。ただ、そういった面は、一定の織り込みと見るが、一応豪ドル相場は支えられそうだ。
経済指標としては、11月東京都区部消費者物価指数、英11月英小売連合・小売売上高調査、豪第3四半期経常収支、中国11月財新サービス業PMI、仏10月鉱工業生産、ユーロ圏各国の11月サービス業PMI・改定値、英11月サービス業PMI・改定値、南ア第3四半期GDP、ユーロ圏10月卸売物価指数、米国では、11月サービス業と総合PMI・改定値、10月雇用動態調査、11月ISM非製造業景況指数と総合指数などが発表される。
注目としては、11月東京都区部消費者物価指数は強い結果がリスクも、影響は限られそう。中国の11月財新サービス業PMIは、弱い結果がリスクも、市場の反応はサプライズがなければ限定される。一方ユーロ圏や英のサービス業PMIは、改定値であり、強弱格差が出ても、大きな流れにつながり難い。また、米国では、PMIや雇用動態調査、11月ISM非製造業景況指数と総合指数の強弱次第だが、直近来年のFOMCの織り込み度が行き過ぎており、強い結果の方がリスクが高いことは、留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、151.91と今年の高値を更新後、146.22まで下値を拡大もこれを維持する形。ただ、上値追いは厳しく、上値は、147.45が押さえると売り狙い。超えて148.52越えをストップ、超えても149.70-75、更には149.08や149.75をストップに売り場を探す形となる。下値は、146.80前後の維持では利食いで、またこの位置からの買い下がりは、146.23をストップ、また割れるケースでは、145.91割れをストップとするか、更に145円割れをストップに買い下がりの余裕を持って対応したい。
ユーロドルは、1.1017まで上値を拡大も更なる展開とならず、ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は1.0804割れをストップ、ただ、割れるケースからは、1.0656-93ゾーンをストップに、押し目を待って買い場を探す形となる。上値は、1.0860前後が押さえると利食い優先。この位置から売り上がって、ストップは、1.0895-1.0913越え、超えても1.0949や1.1017をストップに、売り直しとなるが、こういった売りのターゲットは、直前の戻り安値が維持されると利食いを優先したい。
ポンドドルも1.2734まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、1.2724-34や1.2746をストップに売り場探し。ターゲットは、1.26を前に下げ止まりでは利食い。買いはこの位置を割れてから、ストップを1.2523-47割れとして、買い場探しとなるが、割れても1.2450割れをストップ、更に1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れとなるが、こういった下落では、直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円では、ユーロ円は、163.72が上値を押さえ、下落が158.71まで拡大も突っ込み売りは出来ず、早期はこれをストップに、156円方向への調整での買い下がり。ターゲットは、160円前後、超えても160.50-00を前に上げ渋りでは利食い優先で、こういった位置から売り場を探して、ストップは161.95越え。超えても162.25や162.94越えをストップ、更に163.72や164.31をストップに売り狙いとなるが、こういった売りの利食いは、下げが甘ければしっかりと利食いながら対応したい。またもし、159.57を割れても、159.07や157.70をストップに買いを検討する形となる。
ポンド円は、188.67で上値を押さえれて、下落が185.08まで拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は185円ミドル前後から買い下がって、ストップは185.08割れ。割れても184.47をストップに買い直しとなる。上値は、186円ミドルが押せると利食い、超えても187円を前に上げ渋りでは利食いから売り狙い。このストップは187.57越え、超えるケースでは、187.88、188.35-97ゾーンをストップに順次売場探しとなるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながら対応したい。
豪ドル円は、98.55から調整が97.20まで拡大。早期は97.20、または、96.83や96.04-37割れをストップに買い場探し。上値は、97.60-80,98円を前に、上げ渋りでは利食いや売り狙い。このストップは98.11越え、超えても98.38-55をストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながら対応したい。
NZD円は、上値を91.52まで拡大も、更なる展開とならず、。早期は、90.24をストップに買い狙い。割れるケースからは、89.19や88.93割れをストップに買い場を探す形。上値は91.52を前に上げ渋りでは利食い優先やこれをストップに売り狙い。売りのターゲットは、90.24-45の維持では利食い、割れても下げが甘ければ利食いを優先しながら対応したい。