今日の裏読み、表読み(2023/12/04)

今週は米11月雇用統計を睨んだ展開。更に来週のFOMCを控えて思惑優先、また年末を控えて、ポジション調整の動きも出易く、比較的荒れた動きとなるか注目したい。
 本日の経済指標としては、NZ第3四半期貿易収支、豪10月企業税引き前・総利益と企業在庫、10月投資用・居住用住宅ローン、独10月貿易収支、トルコ11月消費者・生産者物価指数、スイス11月消費者物価指数、米国では、10月製造業新規受注と耐久財受注・改定値などが発表される。
 重要な指標はなく、総じて揉み合い気味の展開が想定されるが、トルコの物価指数などは、直近の利上げの効果が見えると、好感する動きもありそうだ。
 要人発言としては、FRBがFOMCを控えて、ブラック・アウト期間に入ることで、米国サイドからの影響は限定されそうだが、日銀第1回ワークショップやECB関連の発言では、一定の影響が出るか注意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、151.91と今年の高値を更新後、146.66まで下値を拡大。早期は押し目買いから入る形も、できればストップを145.91割れとして、買い下がりの余裕を持って対応したい。上値は、147.34-85が押さえると利食いや売り狙い。ストップを148.52越えして売り上がりで対応。超えても149.70-75をストップ、更には149.08や149.75をストップに、利食いや売り場を探す形となる。
 ユーロドルは、1.1017まで上値を拡大も更なる展開とならず、ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は1.0825-29割れをストップに買い場探し。ターゲットは、1.0913が押さえると利食い優先で、売りもこれをストップ、超えても1.0949や1.1017をストップに、売り直しとなるが、こういった売りのターゲットは、直前の戻り安値が維持されると利食いを優先したい。
 ポンドドルも1.2734まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、1.2716-34や1.2746をストップに売り場探し。ターゲットは、1.26を前に下げ止まりでは利食いで、この位置から買い下がって、ストップは、1.2523-47割れ。割れても1.2450割れをストップに、更に1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れとなるが、こういった下落では、直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。 
 一方クロス円では、ユーロ円は、163.72が上値を押さえ、下落が159.57まで拡大。突っ込み売りは出来ず、早期はこれをストップの押し目買いから入っても、160.50-00を前に上げ渋りでは利食い優先で、こういった位置から売り場を探して、ストップは161.95越え。超えても162.25や162.94越えをストップ、更に163.72や164.31をストップに売り狙いとなるが、こういった売りの利食いは、下げが甘ければしっかりと利食いながら対応したい。またもし、159.57を割れても、159.07や157.70をストップに買いを検討する形となる。
 ポンド円は、188.67まで上値を拡大もこれが上値を抑える形。押し目は、185.64や184.47をストップに買い下がる形。上値は、187円を前に上げ渋りでは、利食いで、売りは187.57越えをストップ、超えるケースでは、187.88、188.35-97ゾーンをストップに順次売場探しとなるが、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながら対応したい。
 豪ドル円は、98.55から調整が97.24まで拡大。早期は97.24をストップに買い場探し。また更に割れても96.83や96.04-37割れをストップに買い直しとなる。上値は、98.11が押さえると利食いや売り狙い。超えても98.38-55をストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながら対応したい。
 NZD円は、上値を91.52まで拡大も、上値追いは避けたい。早期はこれをストップに売場探し。ターゲットは90.24を前に下げ止まりでは利食い優先で、買いもこれをストップ。また割れるケースからは、89.19や88.93割れをストップに買い場を探すが、こういった下落では、その前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。