昨晩は、若干保合の動きだが、引き続き月末のフローに揺れる展開が続きそうだ。特にこの月末のフローの動きは、テクニカルやトレンドを無視した動きとなり易いので注意しておきたい。
経済指標としては、NZ10月住宅建設許可件数と11月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、日本では、10月小売・百貨店・スーパー販売額、10月鉱工業生産・速報値、11月消費者態度指数や10月新設住宅着工戸数、豪州では、第3四半期民間設備投資、10月住宅建設・民間住宅着工許可件数、10月建設投資・設備投資、10月住宅ローン・民間部門貸付、中国国家統計局の11月製造業・非製造業PMI、独10月小売売上高、トルコ第3四半期GDP、スイス10月実質小売売上高と11月KOF景気先行指数 、仏11月消費者物価指数・速報値と第3四半期GDP・改定値、独11月失業者数・失業率、南ア10月卸売物価指数、ユーロ圏11月消費者物価指数・速報値と10月失業率、メキシコ10月失業率、加第3四半期・月次GDP、米国では、週間新規失業保険申請件数、10月個人所得・消費支出、11月シカゴ購買部協会景気指数と10月住宅販売保留指数などが発表される。
材料が多く注意が必要だが、注目としては、中国のPMIは、引き続き弱い結果がリスク、ユーロ圏11月消費者物価指数や加GDPは強弱次第、米国では、週間新規失業保険申請件数、10月個人所得・消費支出、11月シカゴ購買部協会景気指数などが焦点となるが、直近はまちまちの経済指標の中、引き続き弱い結果に対する反応が大きくなることは、注目したい。
戦略としては、ドル円は、151.91と今年の高値を更新後、146.67まで下値を拡大も、現状はこれを維持する形。底堅い動きは続いているも、反発ではやれやれの売りが出易く、以前のように買って置けば良い状況でないことは、留意して対応したい。
上値は、上値は147.91が押さえると買いは利食いや売り狙い。超えても149.70-75をストップ、更には149.08や149.75をストップに売り直しとなる。下値は、146.67-95が維持されると利食い優先で、買いもこれをストップに検討されるが、割れるなら止めて、ストップを145.91割れとして買い場を探すが、こういった買いの利食いは、反発や上げ渋りでは、しっかりと利食っておきたい。
ユーロドルは、1.1017まで上値を拡大も上値追いは厳しく、早期はこれをストップ、または、1.1065をストップに売場探し。ターゲットは、1.0960の維持では利食い優先で、買っても割れるなら止めて、再度1.0925-35割れ。更には1.0887-95、1.0852や1.0825をストップに買い場探しとなるが、ただ、こういった買いのターゲットは、直前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2734まで上値を拡大。上値はこれをストップ、または1.2746をストップに慎重に売り場探し。ターゲットは、1.2664から1.26ミドルが維持されると利食いで、この位置から買い下がって、ストップは1.2595-00ゾーン割れ。割れるケースからは、1.2523-47を前に下げ止まりでは利食いや買い狙い。買いは割れるなら止めて、1.2450割れをストップに買い直し。更に1.24まで買い下がって、ストップは1.2374割れとなるが、こういった下落では、直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円では、ユーロ円は、161.25から163.72が上値を押さえ再調整。下値は161.25が維持できるか焦点となるが、買いは維持を確認するケース、割れるケースでは、161円から慎重に買い下がるが、ストップは160円割れ、割れるケースからは、159.07や157.70をストップに買いを検討する形となる。上値は、162.25が押さえると利食いで、売りもこれをストップ、超えても162.94越え、更に163.72や164.31をストップに売り狙いとなるが、こういった売りの利食いは、下げが甘ければしっかりと利食いながら対応したい。
ポンド円は、188.67まで上値を拡大も更なる展開とならず、反発では、187.54や187.88、188.35-97ゾーンをストップに順次売場探し。ターゲットは、186.63や186.21の維持では利食いで、買いは185.64や184.47をストップに買い下がる形。ただ、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
豪ドル円は、98.59から調整を96.84で維持して、98.55まで再反発も更なる展開とならず、上値は、98.38-59をストップに売場探し。下値は、96.83や96.04-37割れをストップに買い場探しとなるが、売りも買いも反発や反転では、しっかりと利食いながらの対応となる。
NZD円は、上円を91.23まで拡大も、更なる展開とならず、上値はこれをストップに売り狙い。下値は90.24が維持されると利食いで、割れても89.50まで利食いや買い下がりで、ストップは89.19や88.93割れとなるが、こういった買いのターゲットは、その前の戻り高値が押さえると利食い優先となる。