今日の裏読み、表読み(2023/10/24)

昨晩は、米長期金利の上げ渋りからドルに売り戻しが優勢となった。ただ、日替わり的な動きで、追いかけて行くには疑問も多い。
 経済指標としては、独11月GFK消費者信頼感調査と9月雇用統計、ユーロ圏各国の10月製造業とサービス業PMIの速報値、英10月製造業とサービス業PMIの速報値と9月CBI受注動向調査・製造業楽観視数、加9月新築住宅価格指数、米国では、10月製造業・サービス業・総合PMIの速報値と10月リッチモンド連銀・製造業総合指数などが発表される。
 注目は、各国の製造業とサービス業PMIの速報値で、強弱の格差で一定の動きがありそうだが、総じてユーロ圏や英国では、持ち直し気味、米国は弱めが想定されていることは、留意しておきたい。
 その他本日は、FOMCのブラックアウト期間もあって、主だった要人発言もなく、引き続き株価や米長期金利の動向次第で、一喜一憂しそうだ。

 戦略としては、ドル円は、早朝に一時150円台を再トライも、更なる展開となっていない。引き続き上値は、150.11-16をストップに売り狙い。超えても150.50や151円越えをストップに売り直しとなる。ターゲットは、直近安値となる149.49-56が維持されると利食い、割れても148.84を前に下げ止まりでは、利食いや買い狙い。買いのストップは148.84割れ。割れてもストップを148.16-43割れとして買い直しとなるが、こういった下落では、反発がその直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
 ユーロドルは、下値を1.0448で維持して1.0678まで反発。ただ、上値追いは出来ず、反発では1.0678をストップに売り狙い。ターゲットは、1.0620-40が維持されると利食いで、買いは1.0580-00まで買い下がって、ストップは1.0565割れ。割れても1.0500-20ゾーンが維持されると利食や買い狙い。このストップは1.0483-96割れ。またできればストップを1.0448として買い直しが良いが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食っておきたい。
 ポンドドルも、1.2049から1.2338まで反発後、1.2090で下値を支えて、1.2259まで再反発。ただ、上値追いは出来ず、これをストップに早期は売り狙い。超えても1.2338、更に1.2422-46ゾーンをストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.2170-00ゾーンが維持されると利食いで、この位置の買いは1.2143割れをストップ、割れても1.2091割れをストップ、更に1.2038割れをストップに買い直し場を探す形。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値に抑えられるなら利食いを優先しながらの対応となる。
 一方クロス円では、ユーロ円が159.78まで反発、ただ、上値追いは厳しく、160円越えをストップに売場探し。159.00-20の維持では利食いで、この位置からの買い下がりのストップは、158.34割れ。割れても158円前後での買い狙いで、この場合のストップは、157.68割れ。更に割れるケースでは、157.05割れをストップに買い狙いとなる。
 ポンド円は、183.82から調整を180.86-30ゾーンで維持では再反発。ただ、上値を追いは厳しく、反発では183.82をストップに売り狙い。ターゲットは、182円ミドルが維持されると利食いで、割れても182円から181円ミドルと買い下がって、このストップは181.18-30ゾーン割れ。または180.86割れをストップ、更に割れても180.45や179.57をストップに買い直しとなるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
 豪ドル円は、反発が限定されており、95.03が押さえると95.17をストップに売り狙い。超えても95.67-84、更に96.93の高値をストップに売り直しで、ターゲットは、94.05-32ゾーンが維持されると利食いで、維持なら買っても、割れるなら止めて、93.65割れをストップに買い直しを検討してみる形。またNZD円も、91.21の高値を前に、88.59-70、89.94で上げ渋っており、曽木は87.80越えをストップ、または88.59-70や89.94をストップに反発では売り狙い。ターゲットは、87.10の維持では買い戻し、買いはこれを割れてから、87.07をストップに買い戻しや買い狙いとなる。