昨晩は、株価の反発もあって、リスク回避に巻き戻しが見えたが、未だ中東問題では、混乱が想定されており、追いかけるのは危険となりそうだ。
金融政策としては、豪準備銀行が、10月3日開催分の金融政策会合の議事録を公表する。引き続き利上げの可能性を残すも、織り込みの範囲に留まりそう。
経済指標としては、日本の8月第三次産業活動指数、英9月雇用統計、独ユーロ圏10月ZEW景況感調査、加9月住宅着工件数、8月対内外証券投資額 と9月消費者物価指数、米国では、9月小売売上高、9月鉱工業生産・設備稼働率、8月企業在庫と10月NAHB住宅市場指数などが発表される。
注目としては、やはり米9月小売売上高となるが、見通しは弱い結果で、あくまで予想比の結果次第も、織り込みを考えると強い結果の方が反応が大きく出る可能性に注意となる。ただ、相場自体が、中東問題もあり、膠着気味であることは留意しておきたい。
要人発言としては、本日も英中銀、ECBやFRB要人発言の機会が続く。相場に手掛かりが薄い中、サプライズの発言があった場合、相場に一定の反応が出る可能性は注意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、150.16まで上昇後、下値を147.43で支えて、引き続き揉み合いから反発気味の展開が続いている。次のこの上下のブレイクが焦点となるが、上値は、150.16をストップに売り狙い。超えても150.50や151円越えをストップに売り直しとなる。ターゲットは、149.20-38の60分足の窓が維持されると利食いで、この位置の買いは148.95割れをストップ、割れても148.54-82では買い直しで、このストップは148.43割れ。または148.16割れなら買い下がりとなるが、こういった下落では、反発がその直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
ユーロドルは、下値を1.0448で維持して1.0640まで反発も、更なる展開とならず。反発では1.0640や1.0672-74をストップに売り狙いとなる。ターゲットは、1.0520-40ゾーンが維持されると利食いで、買いは1.0500方向まで買い下がって、このストップは1.0483-96割れ。割れてもストップを1.0448として買い直しとなるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食っておきたい。
ポンドドルも、1.2049から1.2338まで反発に更なる展開とならず、反発では1.2338をストップに売り狙い。超えても1.2422-46ゾーンをストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.2180前後の維持では利食いで、割れても1.2143-54ゾーンの維持では利食いで、買いはこういった位置を前に下げ止まりでは買い場を探して、このストップは1.2106-22割れ。割れても1.2038割れをストップに買い直しとなる。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値に抑えられるなら利食いを優先しながらの対応となる。
一方クロス円は、まちまちの展開も、3日の一時の急落からは反発的。ユーロ円は、反発では158.62をストップに売り狙い。ターゲットは157円ミドルの維持では利食いで、この位置の買いは、157.05割れをストップ、割れても156.51割れをストップ、更にストップは155.76割れをストップに順次買い直しを検討したい。
ポンド円は、183.82まで反発も、その後は調整気味。戻りではこれをストップに売り狙いや利食いで、ターゲットは、182円前半の維持では利食い優先。またこの位置からの買い下がりは、181.26-53割れをストップ、更に割れても180.45や179.57をストップに買い直しとなるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
豪ドル円も、反発が限定されており、95.84をストップに戻りでは売り狙い。超えても96.93の高値をストップに売り直しで、ターゲットは、94.20-40前後の維持では利食いで、また買いは93.96-06ゾーンの維持を確認して対応。維持ではこれをストップに買っても、割れるならやめて93.65割れをストップに買い直しとなる。 またNZD円も、91.21の高値を前に、89.94で上げ渋っており、これをストップに反発では売場探し。ターゲットは、88円前後の維持では利食いや買いも、ストップは87.59割れ、または87.07割れで買い下がりでの対応となる。