昨晩は、中東情勢を受けてリスクオフの動きも、東京やNY市場の休場もあって、更なる展開とはなっていない。また一旦休戦の可能性を楽観視しているが、ガザ地区の問題は深刻で、簡単に終わる可能性は低く、更なるリスク回避の動きにつながり易いことは留意しておきたい。
経済指標としては、英9月英小売連合・小売売上高調査、豪10月ウエストパック消費者信頼感指数と9月NAB企業景況感・企業信頼感指数、日本の8月国際収支と9月景気ウオッチャー調査、トルコ8月失業率、米8月NFIB中小企業楽観度指数と卸売売上高・卸売在庫、IMF世界経済見通し公表などが予定されている。
大きな注目材料はないが、IMFの世界経済見通しなどが、下方修正されると株価に良い影響を与えないので、注目しておきたい。
要人発言としては、今週は国際通貨基金や世界銀行の年次総会、各国中銀や協会の金融イベントが多く開催されることで、引き続きFRBなどの各国の要人発言には、注目して対応したい。
その他、休場明けで、入札が予定されている米国債マーケットや株価の動きには、引き続き細心の注意を払っておきたい。
戦略としては、ドル円は、150.16まで上昇後、下値を147.43で支えて、現状は揉み合い気味。次のこの上下のブレイクが焦点となるが、一旦この高値が当面の高値としてワークする可能性に注目したい。上値は149.53をストップに売り狙い、超えても149.85ゾーンの60分足の窓の上限までは売り直しで、このストップは150.16越え。ターゲットは、148.26-36ゾーンが維持されると利食い。また買っても割れるなら止めて、再度148円前後から買い戻しや買い下がりで、このストップは147.43割れとなる。ターゲットは、反発がその直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
ユーロドルは、下値を1.0448まで下値を拡大もこれを維持して1.0600まで反発。ただ上値追いも出来ず、上値は、1.0572-00が押さえると反発では売り狙い。ストップは1.0617越。超えても1.0672-74をストップに利食いや売り狙いとなる。ターゲットは、1.0488-20が維持されると利食いで、この位置の買いは、1.0483割れをストップ、割れても1.448や1.0437割れをストップに買い下がりでの対応となるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食っておきたい。
ポンドドルも、1.2049まで下値を拡大も更なる展開とならず、反発では1.2262-72が押さえると1.2308をストップに売り狙い。ターゲットは、1.2150-63ゾーンの維持では利食いも、割れても1.2106-07が維持されると利食い優先や買い場探し。これをストップに買うか、1.2038割れをストップに買い下がる形。この買いのターゲットは、その直前の高値に抑えられるなら利食いを優先しながらの対応となる。
一方クロス円は、まちまちの展開も、3日の一時の急落からは反発的。ただ、上値追いは出来ず、上値は9月29-10月2日の高値圏をストップに売り狙い。ただ、ターゲットは、4-6日の安値圏が維持されると利食いで、この位置からは買い下がりとなるが、この場合のストップは3日の安値割れが理想的となる。ただ、こういった下落では、上げ渋りではしっかりと利食いながら対応したい。