今日の裏読み、表読み(2023/10/09)

今週は、米物価指数を睨んだ展開となるが、本日は東京市場が休場、NYの債券市場が、コロンブスデーで休場となることで、総じて様子見ムードの強い展開となる可能性に留意しておきたい。
 経済指標としては、独8月鉱工業生産、メキシコ9月消費者・生産者物価指数、米8月雇用傾向指数などが発表される。
 大きな材料はなく、影響は限られそう。また、先週の米雇用統計が強かったこともあり、米8月雇用傾向指数など良好となっても、影響は限られそうだ。
 また今週は、国際通貨基金や世界銀行の年次総会、各国中銀や協会などの金融イベントが多く開催される。FRBなどの各国の要人発言の機会も多く、相場のかく乱要因となるか、大きな注目をして対応したい。 

 戦略としては、ドル円は、150.16まで上昇後、下値を147.43で支えて、現状は反転気味。次のこの上下のブレイクが焦点となるが、一旦この高値が当面の高値としてワークする可能性に注目したい。上値は149.53をストップに売り狙い、超えても149.85ゾーンの60分足の窓の上限までは売り直しで、このストップは150.16越え。ターゲットは、142.85-96が維持されると利食いで、割れても148.26-36ゾーンが維持されると利食い。また買っても割れるなら止めて、再度148円前後から買い戻しや買い下がりで、このストップは147.43割れとなる。ターゲットは、反発がその直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
 ユーロドルは、下値を1.0448まで下値を拡大もこれを維持して1.0600まで反発。ただ上値追いも出来ず、早期は1.0600が押さえると反発では売り狙い。ストップは1.0617越。超えても1.0672-74をストップに利食いや売り狙いとなる。ターゲットは、1.0536-45が維持されると利食いで、こういった位置から買い下がって、ストップを1.0483割れとするか、1.448や1.0437割れとするなら買い下がりでの対応となるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食っておきたい。
 ポンドドルも、1.2049まで下値を拡大も更なる展開とならず、反発では1.2272や1.2308をストップに売り直し場を探したい。ターゲットは、1.2150-92ゾーンの維持では利食いも、割れても1.2106-07が維持されると利食い優先や買い場探し。これをストップに買うか、1.2038割れをストップに買い下がる形。この買いのターゲットは、その直前の高値に抑えられるなら利食いを優先しながらの対応となる。
 一方クロス円は、3日の一時の急落からは反発的。ただ、上値追いは出来ず、上値は9月29-10月2日の高値圏をストップに売り狙い。ただ、ターゲットは、4-6日の安値圏が維持されると利食いで、この位置からは買い下がりとなるが、この場合のストップは3日の安値割れが理想的となる。ただ、こういった下落では、上げ渋りではしっかりと利食いながら対応したい。