今日の裏読み、表読み(2023/10/06)

昨晩も、ドルに一定の売り戻しが優勢となった。要因としては、米長期金利が一旦安値をつけた感があることだが、もし、米10年物国債利回りが、5%を前に上げ渋るようなら、更なるドル買いが限定される可能性に注目したい。
 経済指標としては、日本の8月全世帯家計調査・毎月勤労統計調査と8月景気先行指数・速報値、スイス9月失業率、独8月製造業新規受注、英9月ハリファックス住宅価格、仏8月国際収支、加9月雇用統計と米9月雇用統計などが発表される。
 注目は米9月雇用統計で、直近発表されたADP全米雇用報告が、予想を下回っており、一定の弱い結果は織り込みの範囲となるが、一方で週間新規失業保険申請件数やJOTS求人件数は強い結果を示しており、サプライズは強い結果となることは、留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、150.16まで上昇後、下値を147.43で支えて、現状は揉み合い気味。次のこの上下のブレイクが焦点となるが、一旦この高値が当面の高値としてワークする可能性に注目したい。上値は149.32をストップに吹き値では売り狙い、超えても149.85ゾーンの60分足の窓の上限では売り直しで、このストップは150.16越え。ターゲットは、148.26が維持されると利食いで、割れても148円前後から買い戻しや買い下がりで、このストップは147.43割れとなる。ターゲットは、反発がその直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
 ユーロドルは、下値を1.0448まで下値を拡大もこれを維持して1.0552まで反発。ただ上値追いも出来ず、早期は1.05552が押さえると売り狙い。超えても1.0617越えをストップ、更に1.0672-74をストップに利食いや売り狙いとなる。ターゲットは、1.0495-00が維持されると利食いや買い狙い。割れても買い下がって、ストップは1.448や1.0437割れでの対応となるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食っておきたい。
 ポンドドルも、1.2049まで下値を拡大も更なる展開とならず、上値は1.2196が押さえると売り狙い。超えても1.2272や1.2308をストップに売り直し場を探したい。ターゲットは、1.2106-07が維持されると利食い優先で、割れても1.2050-00ゾーンは買い狙いで、このストップは1.2038割れ。買いのターゲットは、その直前の高値に抑えられるなら利食いを優先しながらの対応となる。
 一方クロス円は、3日の一時の急落からは反発的も、上値の重い状況。上値は10月3-4日の高値をストップに反発では売り狙い。ただ、ターゲットは、4日の安値が維持されると利食いで、この位置からは買い下がりとなるが、ストップは3日の安値となるが、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。