今日の裏読み、表読み(2023/10/03)

昨晩も米長期金利の上昇を背景に、ドル買いが続いたが、一方で軟調な株価がリスクオフの動きにつながっている。本日も株価の動きには注意しておきたい。
 金融政策としては、豪準備銀行が政策金利を公表する。
 政策金利の据え置きが想定されており、これは織り込みの範囲。また、声明で今後の利上げの可能性を残しても、これも想定の範囲に留まりそう。
 経済指標としては、日本の9月マネタリーベース、豪8月住宅建設許可件数と投資用・居住用住宅ローン、スイス9月消費者物価指数、トルコ9月消費者・生産者物価指数、米8月雇用動態調査や9月自動車販売などが発表される。
 注目としては、トルコ9月消費者・生産者物価指数は、直近の中銀の利上げ効果か、予想より低下が示されるなら好感する動きが見えるかもしれない。また米国では、8月雇用動態調査が、労働市場の改善を示すと、週末の米9月雇用統計の期待感につながりそうだ。
 その他今週は要人発言の機会が多く、今夜も一応注目しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、上値を149.87まで拡大、引き続き介入警戒感が上値を抑えているが、円売り介入を期待すると肩透かしとなることも多く注意が必要だが、1回150円台は、150.50越えをストップに慎重に売ってみたい。ただ、ターゲットは、介入がない前提では、149.33-46、更に148.76-90が維持されると利食いで、買もストップを148.53割れとして検討したい。もし割れて148円前半での買い下がりの場合、ストップは147.90割れ。更に147.60-80ゾーンでは買い直しで、このストップは147.32割となるが、こういった下落では、反発が直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
 ユーロドルは、下値を1.0478まで下値を拡大。引き続き弱い状況が続いているが、突っ込み売りは避けたい。押し目は1.0437をストップに買っても、1.05ミドルがお猿と利食いで、またこういった位置からの売り上がりは、1.0617越えをストップ。超えても1.0672-74をストップに利食いや売り狙いとなる。ただ、こういった反発では、下げ止まりではしっかりと利食いながら対応したい。
 ポンドドルも、1.2086まで下値を拡大。突っ込み売りは避けたいところで、押し目は1.2026割れをストップに買い下がって、ターゲットは、1.2150-00が押さえると利食いや売りで、ストップは1.2272越え。超えても1.2308をストップに売り直し。こういった買いのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食いながらの対応となる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、156.71から反発が158.48でCapされており、この上下のブレイクが焦点となるが、下値は156.58をストップに買いから入って、ターゲットは158円を前に上げ渋りでは利食いや売り狙いで、このストップは158.48越え。この売りのターゲットは、直前の安値が維持されると利食いながら対応したい。
 ポンド円も180.73から反発が183.03でCapされて、次のブレイクが焦点。一応上下があれば、これをストップに逆張りながら、利が乗ればしっかりと利食いを優先しながら対応したい。
 またオージー円やNZD円も29日の高値が上値を抑えると形。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は、21-27の安値をストップ圏に買い下がって、ターゲットは、反発ではしっかりと利食いながら、また売りはこの29日の高値をストップとして、ターゲットは、利上げ乗ればしっかりと利食いながらの対応となる。