今日の裏読み、表読み(2023/09/27)

昨晩もドル買いが続いている。引き続き追いかけてドルを買うのは危険で、あくまで慎重に戻りを待ちたい。
 経済指標としては、7月27-28開催分の日銀・金融政策決定会合議事録の公表、豪8月消費者物価指数、中8月工業企業利益、日7月景気一致・先行指数の改定値、独10月GFK消費者信頼感調査、仏9月消費者信頼感指数、米国では、MBA住宅ローン申請指数と8月耐久財受注などが発表される。
 重要な経済指標はなく、注目度は低いが豪8月消費者物価指数は強弱の結果次第、中8月工業企業利益などは弱い結果リスクとなりそうだ。
 その他本日も米国で5年物と2年物変動利付債の入札が実施される。直近上昇が続いている米長期金利、軟調な株価動向なども注視しながら対応したい。

戦略としては、ドル円は、上値を149.19まで拡大。そろそろ介入に対する警戒感が溜まるレベルであることは、留意しておきたい。また、そういった面もあって、上値追いは避けたい。早期は149.50や150円越えをストップに慎重に売っても、下値は148.70-80、割れても148円ミドルが維持されると利食いで、この位置からは買い下がりを検討しても、ストップは147.90割れ。割れても147.60-80ゾーンでは買い直しで、このストップは147.32割れ。また、こういった下落では147円が維持するかは不透明だが、できれば146円後半から146.00-50ゾーンまでの買い下がりの余裕を持って、このストップは145.91を割れとしたいが、ただ、こういった下落では、反発が直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
ユーロドルは、下値を1.0562まで拡大も、突っ込み売りは出来ない。押し目は1.0437をストップに、値幅を取って慎重に買い下がりとなる。ターゲットは1.0610が押さえると利食いで、超えても1.0672-74を前に利食いやこれをストップに売り狙い。超えても1.0737を前に上げ渋りでは利食いや売り狙いとなるが、こういった上昇では、直前の安値が維持されると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2153まで下値を拡大。ただ突っ込み売りは出来ずに、下値は1.2100割れをストップに慎重に買い下がって、ターゲットは、1.22が押さえると利食い、超えても1.2250-85が押さえると利食いやこれをストップに売り狙い。超えるなら1.2308-32での利食いや売り狙いとなるが、こういった売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。
一方クロス円は、まちまちの展開も総じてストレートの動きに挟まれて揉み合い気味。ユーロ円は、押し目は22日や11日の安値をストップに買い下がって、ターゲットは21-13日の高値を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながらの対応となる。ポンド円は、180.74まで一時下落も、これを維持する形。押し目ではこれをストップに買い狙いから、ターゲットは、25-22日の高値が押さえると利食いや売り狙い。超えても19-15日や13日の高値をストップに売り直しとなるが、こういった売りのターゲットは、直前の安値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。
またオージー円やNZD円は堅調な反発も21日の高値が押さえている。反発で22-21日の高値をストップに売り狙い。ターゲットは9月25-21日の安値を前に下げ止まりでは利食いやこれをストップに買い狙い。割れても9月8-12日の安値をストップに買い直しも、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。