昨晩もドル買いが続き、止まらない状況も、あくまでドルを追いかけて買うのは避けたい。
経済指標としては、日本の8月企業向けサービス価格指数、米国では、8月建設許可件数・改定値、7月月次住宅価格指数、7月S&P/ケース・シラー住宅価格指数、8月新築住宅販売件数、9月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数、9月リッチモンド連銀・製造業総合指数、8月ダラス連銀・サービス売上高指数とサービス部門信頼感指数などが発表される。
注目は米国の住宅関連指標や景況感指数となるが、多くの指標が続くことで、強弱入り混じる可能性があり、その場合反応はしづらそうだ。ただ、住宅関連指標などは一定の落ち込みのリスクは残りそうだ。
また、要人発言としては、FOMC後のFRB要人発言は注目されるが、恐らくタカ派的な見解が続くだろうが、これも織り込みの範囲となりそうだ。
その他、再び軟調に転じた株価、今週も入札が続くことで、更に上昇を強めている米長期金利の動向も注視しながら対応したい。
戦略としては、ドル円は、上値を148.96まで拡大。どこまで上値拡大するかは不透明感が残るが、上値追いも厳しい。早期は149円や149.50越えをストップに慎重に売っても、下値は148円ミドルが維持されると利食いで、この位置からは買い下がりを検討しても、ストップは147.90割れ。割れても147.60-80ゾーンでは買い直しで、このストップは147.32割れ。また、こういった下落では147円が維持するかは不透明だが、できれば146円後半から146.00-50ゾーンまでの買い下がりの余裕を持って、このストップは145.91を割れとしたいが、ただ、こういった下落では、反発が直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
ユーロドルは、下値を1.0576まで拡大も、突っ込み売りは出来ない。押し目は1.0437をストップに、値幅を取って慎重に買い下がりとなる。ターゲットは1.0672-74が押さえると利食いやこれをストップに売り狙い。超えても1.0737を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。また超えても、1.0762-69と利食いや売りで、このストップは1.0809越えとなるが、こういった上昇では、直前の安値が維持されると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2194まで下値を拡大。ただ突っ込み売りは出来ずに、下値は1.2179割れをストップに慎重に買い下がって、ターゲットは、1.2250-85が押さえると利食いやこれをストップに売り狙い。超えるなら1.2308-32での利食いや売り狙い、更に1.2422-46が押さえると売りもこのゾーンがストップ圏となるが、こういった売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。
一方クロス円は、まちまちの展開。ユーロ円は、押し目は22日や11日の安値をストップに買い下がって、ターゲットは21-13日の高値を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ利食いながらの対応となる。ポンド円は、180.74まで一時下落も、突っ込み売りは出来ず、これをストップに押し目買いから、ターゲットは、19-15日や13日の高値をストップに売り直しとなるが、こういった売りのターゲットは、直前の安値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。
またオージー円やNZD円は堅調な反発も21日の高値が押さえている。反発ではこれをストップに売り狙い。ターゲットは25-21日の安値を前に下げ止まりでは利食いやこれをストップに買い狙い。割れても9月8-12日の安値をストップに買い直しも、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。