昨日もドルの堅調が続いたが、本日は週末もあって、今週のイベントを受けたドル買いに、ポジション調整的な巻き戻しも想定されることは、留意しておきたい。
経済指標としては、NZ8月製造業PMI、中国では、8月住宅価格指数、8月小売売上高、8月鉱工業生産、8月固定資産投資、8月失業率、日本の7月第三次産業活動指数、独8月卸売物価指数、仏8月消費者物価指数・改定値、ユーロ圏7月貿易収支、7月労働コスト・賃金、加7月対内外証券投資額と製造業出荷、米国では、9月NY連銀製造業景気指数、8月輸入・輸出物価指数、8月鉱工業生産・製造業生産、8月設備稼働率、9月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表される。
注目としては、一連の中国指標は引き続き弱い結果リスク、独仏8月卸売物価指数も、直近の景況感を反映するとユーロの圧迫要因、米国では、9月NY連銀製造業景気指数、8月鉱工業生産・製造業生産、8月設備稼働率、9月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値と一連の経済指標が、良好か継続するとドル相場を支えそうだ。
その他引き続き株価や米長期金利の動向にも注目して対応したい。
戦略としては、ドル円は、147.87が上値を抑え、145.91まで調整もこれが維持される形。上値は、引き続き週初の残りギャップとなる147.73-80が押さえると上値追いは出来ずに、反発があればストップを147.87越えとして売り狙い。また超えても148.50や149.00越えをストップに売り直しとなる。ターゲットは、147円前後の維持では買い戻しながらも、売り回転を利かせる感じ。また割れるケースがあれば、146.00-50ゾーンでは利食いや買い下がりで、このストップは145.91を割れ。割れるケースでは、145円ミドルまで買い下がって、ストップは145.31割れとなる。ただ、こういった下落では、反発が直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
ユーロドルは、下値を1.0632まで下値を拡大。ECB理事会でも戻りが限定されており、上値は重くなりそう。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は1.0437をストップに、慎重に買い下がりも、ターゲットは、60分足のギャップの上限となる1.0700-25が押さえると利食いや売り狙い。超えても1.0762-69が押さえると利食いや売りで、このストップは1.0809越え。こういった売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。
ポンドドルは、一時1.2397まで下値を拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は1.2368をストップに買い場探し。ターゲットは、1.2512を前に上げ渋りでは利食い優先やこれをストップに売り狙い。また越えても1.2588をストップ、超えても更に1.2600-20では売り直して、このストップは1.2643越えとなるが、こういった売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。
一方クロス円は、まちまちの展開。ユーロ円が11日の安値を維持して、反発も13日の上値が抑える形。次のこのブレイクが焦点となるが、突っ込みは避けて、早期は押し目買いから158円方向への反発で利食いや売り狙い。この売りのーゲットは、11日の安値を前に下げ渋りでは利食い、割れても8月4日の安値を睨んで買い戻しや買い狙い。また、ポンド円も、突っ込み売りは避けて、戻りがあれば13日の高値をストップに売り狙いで、ターゲットは、8月3日の安値を前に、下げ止まりでは買い戻しや買い狙い。またオージー円やNZD円は堅調な反発も上値追いは出来ずに、慎重に売り場探しも、下げが甘ければ買い戻し、下げても9月8-12日の安値維持では利食いや買い狙いとなるが、反発ではしっかりと利食いながらの対応となる。