今日の裏読み、表読み(2023/09/07)

昨晩も米長期金利が高止まり、軟調な株価もあって、ドル売りが続いている。本日も米長期金利や株価を睨んだ対応となりそうだ。
 経済指標としては、NZ第2四半期製造業売上高、日本では、週間対外対内証券売買契約等の状況と7月景気先行指数・速報値、豪7月貿易収支、中8月貿易収支、仏7月国際収支、スイス8月失業率、独7月鉱工業生産、英8月ハリファックス住宅価格、ユーロ圏第2四半期GDP・確定値、加7月住宅建設許可件数と8月Ivey購買部協会指数、米国では、米第2四半期非農業部門労働生産性・改定値と週間新規失業保険申請件数などが発表される。
 あまり大きな指標はないが、中国の貿易収支の悪化があると中国経済の懸念が再燃する可能性。ユーロ圏第2四半期GDPは、確定値であり、変化がなければ影響は限られるが、引き続きリスクは弱い内容。一方米国では、先週の8月失業率の悪化もあって、週間新規失業保険申請件数の強弱は、一定のインパクトを与えそうだ。
 また要人発言の機会が多く、直近ではタカ派、ハト派と意見が分かれているが、一定の相場の反応が出る可能性には留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、147.82まで上昇も、現状はこれが上値を抑える形。ただ、下値も堅く147.02と147.82の次のブレイクを見る形。上値は越えても、148円前後から慎重に売り上がって、ストップは149円越えなどで対応。ターゲットは、147.02が維持されると利食いや買い。割れても方向への上昇での売り狙い。ストップは148.50越えなどで対応。ターゲットは、147円ミドル方向は買い下がって、このストップは146.36割れ。更に146円割れをストップに買い直しとなるが、買い下がるなら145円ミドルまで買い下がって、ストップは145.31割れとなるが、こういった下落では、反発が直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
 ユーロドルは、下値を1.0703まで下値を拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は1.0635割れをストップに、1.07割れまで買い下がりで、ターゲットは、1.0750-70や1.08が押さえると利食いや売り狙い。このストップは1.0809越え。超えても1.0882をストップ、更には1.0945をストップに売り直しとなるが、こういった上昇では、下げ渋りでは利食いを優先しながら対応したい。 
 ポンドドルも、1.2482まで下値を拡大。突っ込み売りは避けて、戻りがあれば売り場探しで、上値は1.2588をストップに売り狙い。超えても1.2600-20では売り直して、このストップは1.2643越え、更には1.2713や1.2747越えストップに売り狙い。ただ、こういった売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。
 一方クロス円は、23日や25日の安値が支え反発も、上昇も30-31日の高値が抑える形。引き続きこの上下をストップに、動きがあれば逆張りをして、しっかりと上下で利食いながら対応したい。