今日の裏読み、表読み(2023/07/31)

先週の金融政策イベントを終了して、今週は本格的夏休み相場入りも、英中銀の政策金利公表、米国ではISM両指標や7月雇用統計の発表もあり、未だ荒れた展開に注意しておきたい。また本日は月末であり、東京仲値やロンドン・フィキシングで一定のフローの動きが出ることは、留意しておきたい。
 本日の経済指標としては、日本では、6月小売業・百貨店・スーパー販売額、6月鉱工業生産・速報値、7月消費者態度指数と6月新設住宅着工戸数、NZ7月ANZ企業信頼感、中国の7月国家統計局の製造業と非製造業PMI、豪6月住宅ローン・民間部門貸付、独6月輸入物価指数と小売売上高、英6月住宅ローン貸付額と承認件数、ユーロ圏では、第2四半期GDP・速報値と7月消費者物価指数・速報値、米国では、7月シカゴ購買部協会景気指数とダラス連銀製造業業況指数などが発表される。
 注目としては、中7月国家統計局の製造業と非製造業PMI、ユーロ圏では、第2四半期GDP・速報値と7月消費者物価指数・速報値が焦点となるが、引き続き弱い結果がリスクとなりそうだ。また米国の7月シカゴ購買部協会景気指数とダラス連銀製造業業況指数も、強強弱次第も、総じて影響は限られる見通し。

 戦略としては、ドル円は、日銀後の調整を138.07で維持して、141.18まで再反発。ただ、上値追いは出来ず、早期は141.18が押さえると、141.32越えをストップに売り狙いから、ターゲットは、が押さえると売り狙い。ターゲットは、140円ミドルを前に下げ止まりえは利食い、買いは140円、139.50方向への調整で買い下がって、ストップは138.50割れ、138.07割れでは買い下がりで対応したい。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。 
 ユーロドルは、1.0944で下値を支えて反発も、上値追いはできない。早期は1.1047が押さえると売り狙い。ストップは1.1065越え。超えても1.1150をストップに売り直し場を探したい。1.11前後、1.0956-71が維持されると利食いで、こういった位置の買いは、1.0944をストップ。ターゲットは、それまでの高値が押さえると利食いを優先したい。
 ポンドドルは、1.3142や1.3126が上値を抑えて、1.2763まで下値を広げるも更なる展開とならず、早期は1.2887をストップに売場探し。超えても1.2996をストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.28を前に下げ止まりでは利食い優先。この位置の買いは1.2763をストップに買い下がりで、こういった買いのターゲットは、直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。 
 一方クロス円は、大きく調整もこれを維持して、反発が強まっているが、追いかけて買うのは避けたい。早期は金曜日の高値が押さえると売り狙い。超えても21日の高値をストップに、売り直し場を探したい。売りのターゲットは、28日の安値を前に、下げ止まりでは利食いを優先しながら、買い下がって、このストップは28日の安値割れ。買いのターゲットは、上げ渋りでは、しっかりと利食いながら対応したい。