昨晩のFOMCの結果は、無難な展開となり、相場としては動きは限定された。ただ、本日もECB理事会の結果が公表されるが、こちらが波乱となるなら注意。特に直近では、欧州経済に限りが見えており、今回の0.25%の利上げで、当面政策金利据え置きが示唆されると、ユーロ相場を圧迫しそうだ。
経済指標としては、 日本の週間対外対内証券売買契約等の状況、豪第2四半期輸入・輸出物価指数、独8月GFK消費者信頼感調査、英6月CBI小売売上高、米国では、週間新規失業保険申請件数、6月卸売・小売在庫、第2四半期GDPと個人消費・速報値、6月耐久財受注、6月住宅販売保留指数と7月カンザスシティー連銀総合指数などが発表される。
FOMCの結果が発表されており、ECB理事会もあって、経済指標の影響は限定されそうだが、米週間新規失業保険申請件数と第2四半期GDPと個人消費の結果次第で、ドルに一定の動きが出易い。一応GDPは堅調が想定されるが、一方で週間新規失業保険申請件数などは、直近受給者数の増加が見えており、弱い結果がリスクとなりそうだ。
その他米株価、7年物国債入札を受けた米長期金利の動向にも注目して対応したい。
戦略としては、ドル円は、上値を141.96でCapして、調整が139.93まで拡大も、これを維持する形。突っ込み売りは出来ないが、戻りがあればまずは、140.71をストップ、超えるなら141.75をストップに、売り上がりたい。ターゲットは、139.93を前に、下げ止まりでは利食いで、また買いもこれが維持されると139.93をストップに買い狙い。また139.75割れるケースでは、138.74割れをストップに、139.00-50ゾーンでの買い直しとなるが、こういった下落でのターゲットは、直前の高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。
ユーロドルは、1.1276で上値を押さえられて、下落が1.1021まで拡大もこれを維持する形。上値は1.1107-9が抑えると売り狙い。超えても1.1145をストップ、更に1.1174-00と売り上がって、1.1230をストップ。ターゲットは、1.1021-50ゾーンが維持されると利食いや買い狙いとなるが、」割れるケースでは、1.0977割れをストップに、買い直しを検討したい。
ポンドドルは、1.3142や1.3126が上値を抑えて、1.2798まで調整もこれが維持される形。上値は1.2961-65が押さえると売り狙い。超えても1.3126をストップに売り直し場を探したい。ターゲットは、1.2870-84が維持されると利食いや買いも、割れるなら1.28ミドルから買い下がりで、ストップは、1.2798割れで対応するが、このターゲットは、その直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円は、高値圏で保合感じとなっており、基本は動けば逆張りで、上値は21日の高値をストップに売り狙い。ターゲットは、24-26日の安値が維持されると利食い、割れても20-13日の安値をストップに、買い場探しとなるが、総じて揉み合い感じを見る限り、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。