昨日も今週のイベントを控えて、ドルが堅調な展開となった。引き続き本日も調整的な動きが続くか注目したい
経済指標としては、日本の6月スーパー販売額、トルコ6月設備稼働率と製造業信頼感指数、独7月ifo企業景況感指数、英6月CBI製造業楽観視数、米国では、5月月次住宅価格指数とS&P/ケース・シラー住宅価格指数、7月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業総合指数などが発表される。
注目としては、昨日のPMIに続いて、独7月ifo企業景況感指数などが弱い結果となるなら、ユーロ売りが続きそう。一方米国では、住宅指標や消費者信頼感指数などの強い結果が、ドル相場を支えるか注目したい。
その他では、IMFが世界経済見通しを公表する。成長率見通しがどうなるかは不透明だが、少なくとも中国は下方修正される可能性が高く、こういった面が失望の動きにつながる可能性に留意しておきたい。また、米国では5年物国債の入札が実施されるが、入札週は、米長期金利が高止まりする傾向があることは、考慮しておきたい。
戦略としては、ドル円は、141.96まで上昇も現状はこれが上値を抑える形。ただ、下落も140.76で限定されており、底堅い状況となっており、次のこのレンジのブレイクが焦点となる。押し目では140.76をストップに買い場探しも、ターゲットは141.96が押さえると利食い優先や売り狙い。売りのターゲットは、押しが甘ければ買い戻しながら対応したい。またもし、141.96を越えるケースでは、143円や143.55の窓の上限をストップに、売り直し場を探す形。一方下値は、140.50-141.00ゾーンでは買い下がりとなるが、ストップは140円割れでの対応。または139.75割れをストップにするなら更に買い下がりとなるが、こういった買いのターゲットは、直前の高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。
ユーロドルは、1.1276で上値を押さえられて、下落が1.10ミドルまで拡大。突っ込み売りは出来ず、ここからは押し目買い場を探す形で、ストップは1.1012割れをストップに、慎重に買い下がりたい。ターゲットは1.1109-45が押さえると利食いで、超えても1.1174-00などが押さえると利食い優先から売りは1.1230をストップ、超えても1.1279をストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ、しっかりと利食いながら対応したい。
ポンドドルは、1.3142や1.3126が上値を抑えて、1.2798まで調整が強まったが、突っ込み売りは避けたい。早期は1.2798が維持時されると買いから狙う形。割れても1.2750割れ、更には1.2659割れをストップに買い直しを検討したい。上値は、既に1.2860-84が押さえると弱く利食い、超えても1.2905や1.2965を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても1.3125-42をストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円は、高値からの調整が12日の安値で、下げ止まりを見せて反発も上値追いは避けたい。反発では24-21日の高値をストップに売り狙い。ターゲットは、昨日の安値、割れても21日や18日の安値が維持されると利食いや買い狙い。割れるなら14-12日の安値をストップに買い直しとなるが、こういった買いは上げ渋りでは、利食いを優先しながら対応したい。