今日の裏読み、表読み(2023/07/24)

今週は、FOMC、ECB理事会や日銀金融政策決定会合などの政策金利の発表が大きな焦点となるが、本日はこの発表を控えて、様子見ムードが続きそうだ。
 経済指標としては、NZ6月貿易収支、ユーロ圏各国の7月製造業とサービス業PMI・速報値、英7月製造業とサービス業PMI・速報値、米国では、 6月シカゴ地区連銀全米活動指数と7月製造業・サービス業・総合PMIの速報値などが発表される。
 注目としては、各国の製造業とサービス業PMIの格差で、強弱感次第で一定の影響が見えるかとなるが、今週のビッグ・インベントを考えると総じて影響は限られそうだ。
 また今週は米国でハイテク産業の決算が続くことで米株価、米国債の入札に絡めた長期金利の動向にも留意して対応したい。
 その他アストロ的には、金星の逆行がスタートしている。金星の逆行期は、相場では大きな反転時期とされていて、相場の天井、あるいは底と一致しし易いと言われている。また、今週は中銀の政策金利の発表が予定されているが、この期間に実施した金融政策は誤ったものになり易いとも言われている。FOMCの利上げや日銀のYCC政策の据え置きが、誤った判断と見なされるなら、相場の混乱につながる可能性があることは、十分考慮しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、141.96まで上昇。更なる上値追いは不透明で、買いはあくまで押し目待ち。早期はこれが上値を抑えると売り狙いも、超えるなら止めて、143円や143.55の窓の上限をストップに、売り直し場を探す形。下値は、141.50前後の維持では利食い、あくまで141.22を割れて調整が140.50-141.00ゾーンが視野となるが、こういった位置は買い下がりとなるが、ストップは140円割れでの対応。または139.75割れをストップにするなら買い下がりとなるが、こういった買いのターゲットは、直前の高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。 
 ユーロドルは、1.1276で上値を押さえられて、下落が1.1108まで拡大。突っ込み売りは出来ず、ここからは押し目買い場を探す形で、ストップは1.1050割れとするか、または1.1012割れをストップに、慎重に買い下がりたい。ターゲットは1.1145が押さえると利食いで、超えても1.1174-00などが押さえると利食い優先から売りは1.1230をストップ、超えても1.1279をストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ、しっかりと利食いながら対応したい。
 ポンドドルは、1.3142や1.3126が上値を抑えて、1.2818まで調整が強まったが、突っ込み売りは避けたい。早期は1.2818が維持時されると買いから狙う形。割れても1.2750割れ、更には1.2659割れをストップに買い直しを検討したい。上値は、既に1.2866が押さえると弱く利食い、超えても1.2905や1.2965を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても1.3125-42をストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。 
 一方クロス円は、高値からの調整が12日の安値で、下げ止まりを見せて反発も上値追いは避けたい。反発では21日の高値をストップに売り狙い。ターゲットは、21日や18日の安値が維持されると利食いや買い狙い。割れるなら14-12日の安値をストップに買い直しとなるが、こういった買いは上げ渋りでは、利食いを優先しながら対応したい。