昨日も、来週のイベントを控えて、比較的静かな展開も、本日は週末もあって、今週の動きに巻き戻しが優勢となるか注目したい。
経済指標としては、英7月GFK消費者信頼感調査、日本の6月全国消費者物価指数と週間対外対内証券売買契約等の状況、英6月小売売上高、加5月小売売上高と新築住宅価格指数などが発表される。
本日は米国の指標発表はなく、経済指標の影響は限られそうだが、ただ、日本の6月全国消費者物価指数は、現状上げ渋りが想定されているが、サプライズ的に強い結果が見えた場合、一時的な円買いの動きに注意。また週間対外対内証券売買契約等の状況では、外人買いの減少が見えた場合、日本株には悪材料、リスクオフの動きに注意しておきたい。
一方海外では、英加の小売売上高などは、結果の強弱次第も、総じて影響は限られる見通し。
その他アストロ的には、週末から金星の逆行がスタートする。「金」という字が使われているからではないが、アストロの世界で金星は、「お金や儲け」と深い関係があるとされています。これが逆行するということは、それまでの動きに不利な展開、相場では大きな反転時期とされていて、この逆行期は相場の天井、あるいは底と一致しし易いともいわれます。また、この期間に行った金融政策は誤ったものになり易く、中央銀行関係者の間では、「金星の逆行中は金融政策を変えるな」とささやかれているという話もあります。ということで、来週のFOMC、ECB理事会や日銀金融政策決定会合の結果次第で、大きく株価が崩れるリスクは考慮しておきたい。
戦略としては、ドル円は、上値を145.07でCapされて、日足の雲の上限を一時割り込むも、137.25を安値に反発的。ただ上値も140.50が押さえられており、上値はこれが押さえると売り狙い。ターゲットは、139.50-80の維持では利食いで、買いはこういった位置から139円前半を買い下がって、ストップは138.75割れ。また割れても138円ミドルから押し目での買い下がりで、このストップは137.70や137.25割れとなる。ただ、こういった買いのターゲットは、直前の高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。
ユーロドルは、1.1276まで上値を拡大もこれが抑える形。ただ、一定の調整が見えており、週末のポジション調整もあって、早期は1.1118が支えると買い狙い。割れても1.1012をストップに慎重に買い場探し。一方上値は、1.1174-00などが押さえると利食いで、売りは1.1230をストップ、超えても1.1279をストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、下げが甘ければ、しっかりと利食いながら対応したい。
ポンドドルは、1.3142や1.3126が上値を抑えて調整が続いている。ただ、突っ込み売りは避けて、早期は1.2840が維持時されると買いから狙う形。割れても1.2750割れ、更には1.2659割れをストップに買い直しを検討したい。上値は、既に1.2965を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても1.3125-42をストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円は、高値からの調整が12日の安値で、下げ止まりを見せて反発も上値追いは出来ない。反発では19日の高値をストップに売り狙い。ターゲットは、18日の安値が維持されると利食いや買い狙い。割れるなら14-12日の安値をストップに買い直しとなるが、こういった買いは上げ渋りでは、利食いを優先しながら対応したい。