今日の裏読み、表読み(2023/07/19)

昨晩は、直近のドル売りに一定の巻き戻しが出たが、あまり大きな動きとはなっておらず、本日もあまり大きなイベントもなく、同様の展開に留まるか、留意しておきたい。
 経済指標としては、NZ第2四半期消費者物価、豪7月先行指数、英6月消費者・小売物価指数、南ア6月消費者物価指数と5月小売売上高、ユーロ圏6月消費者物価指数・改定値と5月建設支出、加6月住宅着工件数、米国では、MBA住宅ローン申請指数、6月住宅着工・建設許可件数などが発表される。
 大きな材料はないが、NZ第2四半期消費者物価、英6月消費者・小売物価指数、ユーロ圏6月消費者物価指数などは結果次第で、一定の動きが出易いが、総じて落ち着いた結果となるか注目したい。
 米国では、6月住宅着工・建設許可件数が焦点となるが、米住宅指標は強い内容が続いており、強い結果が期待感も、相場に対する影響は、大きく出ない見通し。
 その他、米企業決算を受けて堅調を続けている米株価、安値から一旦調整を強めている米長期金利の動向にも注意を払って対応したい。

 戦略としては、ドル円は、上値を145.07でCapされて、日足の雲の上限を一時割り込むも、137.25を安値に反発的。ただ上値も139.41が押さえられており、安値圏でのもみ合いを想定して対応したい。押し目では、137.70や137.25割れをストップに買い狙い。一方上値は139.14-41が押さえると利食い優先や売り狙いで、逆張りで臨んで軽く利食う形を想定したい。ただ、ブレイクがあった場合、大きな動きとなるリスクは考慮しておきたい。 
 ユーロドルは、1.1276まで上値を拡大も、これが抑える形。上値は1.1279をストップに売り狙いも、1.1200-19ゾーンが維持されると利食いで、割れても1.11ミドルが維持されると利食いや買い狙いで、買いは1.1110-30ゾーンまで買い下がってストップは1.11割れ。またもし、1.1250を越えると1.1390-96までポイントが薄くなるが、順張りをしても1.13や1.1350などのサイコロジカルでは、しっかりと利食いながら対応したい。
 ポンドドルは、1.3142まで反発も上値が押さえられており、引き続き上値追いは避けたい。反発では1.3125-42をストップに売り場探し。ターゲットは、1.3028が維持だれると利食い優先。割れるケースでの1.30での買い狙いは、1.2977割れをストップ、更に割れても1.29方向への調整では、1.29割れをストップに買い下がって、このターゲットは、その直前の高値がCapされると利食いを優先しながら対応したい。 
 一方クロス円は、高値からの調整が12日の安値で、下げ止まりを見せて反発的。ただ、上値追いは出来ず、引き続き上値では、17日の高値、超えても10-6日の高値圏をストップに売場探しとなる。ターゲットは、18日日の安値が維持されると利食いも、割れるなら14日の安値をストップ、更に割れても12日の安値をバックに買い狙いも、上げ渋りでは利食いを優先しながら対応したい。