昨晩は、一定のドル買い戻しも揉み合いから逸脱する展開となっていない。本日夏休むムードや大きな材料もなく、同様の展開に留まる可能性に留意して対応したい。
金融政策としては、豪準備銀行の7月開催分の金融政策会合議事録が公表される。RBAは現状据え置きのスタンスだが、今後も利上げの可能性が示唆される可能性が高く、こういった面が豪ドル相場を支えるか注目したい。
経済指標としては、日本の5月第三次産業活動指数、加6月住宅着工件数、6月鉱工業製品・原料価格指数、6月消費者・生産者物価指数、米国では、6月小売売上高、6月鉱工業生産・設備稼働率、5月企業在庫と7月NAHB住宅市場指数などが発表される。
注目は米6月小売売上高で、直近ミシガン大消費者信頼感指数やNY連銀製造業景気指数など、強い結果続いており、良好な結果がドル相場を支えるか焦点となる。
戦略としては、ドル円は、上値を145.07でCapされて、137.92まで下落して、日足の雲の上限を一時割り込むも137.25を安値に反発。サポートが維持されると堅調が続く可能性があり、押し目は138円割れをストップ、割れても137.25割れをストップに買い狙い。ただ、ターゲットは昨日の高値139.41を前に、上げ渋りでは利食い、またこれをストップに売り狙いとなる。超えても139.76、更には141円を超えるまでは売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、それまでの直近安値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。
ユーロドルは、1.1249まで上値を拡大も、高値圏で揉み合い。上値は引き続きこの1.1249がCapされると売り狙いも、1.12前後の維持では買い戻し、割れても1.11ミドルが維持されると利食いや買い狙いで、買いは1.1110-30ゾーンまで買い下がってストップは1.11割れ。またもし、1.1250を越えると1.1390-96までポイントが薄くなるが、順張りをしても1.13や1.1350などのサイコロジカルでは、しっかりと利食いながら対応したい。
ポンドドルは、1.3142まで反発も上値を押さえられており、引き続き上値追いは避けたい。早期は、1.3142をストップ、売り場探し。1.3051が支えると利食い優先。割れるケースでは1.30まで買い場を探して、このストップは1.2977割れ、また割れても1.29方向への調整は買い場探し。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値がCapされると利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円は、高値圏からの調整が、12日の安値で一定の下値を見ており、押し目は、昨日の安値をストップ、割れても12日の安値をバックに買い狙いも、反発で昨日の高値が押さえると利食いで、超えても7月10-6日の高値圏を前に、上げ渋りでは利食い優先やこれをストップに売場探しとなる。この売りのターゲットは、押しが甘ければ、利食いを優先しながら対応したい。