米債務上限問題(2015/01/18)

 米財務省・連邦債務の法定上限突破を回避するための特別措置を開始
 米議会は、2023年末に債務上限の適用を一時停止したが、1月2日に効力が戻っている。現在の上限は約36兆ドル(約5627兆円)。
イエレン財務長官は、1月17日に、連邦債務の法定上限突破を回避するため、債務上限の引き上げか一時停止を議会に改めて求めている。
 数カ月先の米政府の出納を予測するのは難しいが、米財務省は、1月23日までにデフォルトの可能性を指摘している。
 現在スコット・ベッセント氏が、財務長官に指名されているが、まだ確定していない。1月23日以降の対応は不透明で、3月14日には、米暫定予算の失効も指摘されている。
 トランプ大統領就任後、直ぐに米政府の窓口閉鎖のリスクが残っていることは注意しておきたい。