昨晩はNY市場の休場もあって、静かな動向も円が堅調な推移となった。一部に日銀の早期引き締め懸念が要因と指摘されているが、こういった思惑は直ぐに覆されることが多く注意が必要。あくまでポジション調整の動きとみておきたい。
本日金融政策としては、豪準備銀行が政策金利を公表する。0.25%の利下げ想定されており、一応これは想定の範囲も、今後も継続的な利下げスタンスとなるか、声明などを見ながら対応する形となりそうだ。
経済指標としては、英1月雇用統計、スウェーデン1月消費者物価指数、仏1月消費者物価指数・改定値、南ア第4四半期失業率、独ユーロ圏2月ZEW景況感調査、加1月消費者物価指数、米2月NY連銀製造業景気指数とNAHB住宅市場指数などが発表される。
注目としては、英1月雇用統計や独ユーロ圏2月ZEW景況感調査、米2月NY連銀製造業景気指数などの強弱次第で、一定の動きを示しそうだが、総じて揉み合いの展開から離れることはなさそうだ。
要人発言の機会も多いだが、サプライズがなければ影響は限られそう。一方米国債の入札が集中することで、米長期金利の動向には注目して対応したい。
戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が150.93まで拡大も現状は維持する形。上値は、152円や152.50前後が抑えると買いは利食い優先、売りは越えるなら止めて、153円や153.50前後、154円越えをストップに売り直し。更に超えても154.80、155.52、155.88-98や156.25、156.58-75、158.20、158.87、159.45、160.26越えをストップに順次売り場探し。下値は、150.93が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、150.00、149.36、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる
ユーロドルは、1.0141まで下落も、これを維持して反発気味も、上値は、1.0514が抑えると買いは利食い優先。売りは1.0533-40越えをストップ、越えても1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0450前後が維持されると売りは利食いで、買っても1.0447を割れるなら止めて、1.0373、1.0317、1.0277-92、1.0211、1.0141、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは1.2100まで下値を拡大も維持する形。上値は、1.2667を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.2730、1.2788-12、1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.25ミドルが維持されると売りは利食い優先で、買っても割れるなら止めて、1.25方向への調整で買い下がって、このストップは1.2477割れ、更に割れても、1.2373、1.2333、1.2249、1.2130、1.2088-96、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は、155.61まで下値を拡大も維持する形。上値は、160.27が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて161.19や161.51をストップに売り直し。更に超えても162.49-71、164.08-55、164.90-165.10、166.10-12越えをストップに順次売り場探し。下値は158円を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても157.97を割れるなら止めて156.26、155.61、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.01まで下値を拡大もこれを維持して反発。上値は、192.51や193.07-38を前に上げ渋りでは買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、193.77-03、194.76-78、196.02、197.55、198.26をストップに順次売り直しとなる。下値は、190.59-64が維持されると売り利食いで、買っても割れるなら止め189.62、187.01-25、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、上値を98.77で抑えられて、94.25まで下値を拡大も、その後97.41まで反発。上値は、97.00-52が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて98.26、98.77、99.17-23、100.03、101.04-15、101.57越えをストップに順次売り直しとなる。下値は96円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて95.08、94.25、93.60-87や93.42割れをストップ、更には92円や91円、90.13割れをストップに買い直しとなる。
NZD円は、85.22まで下落が拡大も維持して87.41まで反発。上値は、87.41-48が抑えると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて87.97-25、88.85、89.28、89.72-90.08越えをストップに順次売り直しとなる。下値は86.31が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.22-42、84円、83.07割れをストップに順次買い直しとなる。