昨晩の海外(2025/02.14)

昨晩の海外市場は、米1月卸売物価指数や週間新規失業保険申請件数が予想よりも強い結果、トランプ大統領が「相互関税に関する措置に間もなく署名する」、「VAT税は関税として扱われる」、「VAT税制度を採用している国を検討する」と発言したことで、ユーロ売り、ドル買いが一時強まるも、米10年物国債利回りが4.619%から4.515%まで低下したことで、ドルに売り戻しが強まった。
 尚ラトニック商務長官は「相互関税計画は4月2日までに開始が可能」と述べている。またその他トランプ大統領の「インドは他のどの国よりも関税が高い」、「自動車輸入に対するセクター別関税が近々導入される」、「自動車関税には免除措置を設けない」、「プーチン露大統領をG&の場に復帰させたい」、「習近平、プーチンに伝えたい。軍事予算を半分に減らそう」などの発言が伝わっている。
 ドル円は、152.71までじり安、ユーロドルは、1.0373まで一時下落も、ウクライナ停戦期待が支え1.0466まで反発、ポンドドルも1.2452から1.2568まで反発した。
 一方クロス円は、トランプ政権の相互関税が即時実施されないことで、安心感から株価が反転したが、リスクオンの羽後kは広がっていない。
 ユーロ円が159.02まで下落、ポンド円は191.18、オージー円は96.01、NZD円は86.31、カナダ円は107.37まで利食いに押された。