昨晩の海外(2024/12/20)

 昨晩の海外市場は、米12月フィラデルフィア製造業景況指数は弱かったが、7-9月期GDP・確定値や週間新規失業保険申請件数、11月景気先行指標総合指数や中古住宅販売件数などが、軒並み良好な結果となったことで、米10年物国債利回りが4.5923%まで上昇、ドル買いが進んだ。
 ドル円は、日銀金融政策決定会合や植田日銀総裁が、1月の利上げに対しても慎重な姿勢を示したことで、7月19日以来の157.81まで上昇、ユロドルは、1.034まで再び売り込まれ、ポンドドルは、英中銀が予想通り政策金利を据え置いたが、政策委員の投票では、6対3で利下げを主張するメンバーがいたことから、1.2496まで売り込まれた。尚ラムスデン副総裁、ディングラ委員、テイラー委員が利下げに票を投じ、ベイリー英中銀総裁は、「金利の方向性は下方で、市場の次回2月の利下げの織り込みは合理的な出発点」と述べている。
 一方クロス円では、ユーロ円が163.80、ポンド円は198.83まで反発後196.62まで売りに押され、オージー円は98.75、NZD円は89.21、カナダ円は109.91まで買い戻された。