昨晩の海外(2024/12/10)

 昨晩の海外市場は、中国政府が金融政策のスタンスを「穏健な」から「適度に緩和的」と2011年以来、約13年ぶりに変更したことを受けて、リスクオンの円売りが優勢となった。また、米10年物国債利回りが、4.136%から4.201%まで上昇したこともドルを支えた。ただ、米10月卸売売上高は、予想より弱い結果となり、中国が「エヌビディアを独占禁止法で調査開始」との報道からNY株価3指数が軟調な推移も影響は限られた。
 ドル円は151.35までじり高、ユーロドルが1.0594、ポンドドルは1.2799まで一時上昇も、その後は失速気味。
 一方クロス円では、ユーロ円は159.99、ポンド円は193.42、オージー円は97.81、NZD円は88.99、カナダ円は107.17まで買い戻された。