今日の裏読み、表読み(2024/11/21)

 昨晩も不安定ながらリスク回避の動き。特にウクライナ情勢は、相当危ない状況で、今後も安易にリスクを取るのは避けておきたい。
 本日は金融政策として、トルコ中銀と南アフリカ準備銀行が政策金利を公表する。
 トルコ中銀は据え置きが想定されており、影響は限られる。一方南アフリカ準備銀行は、0.25%の利下げが想定されている。これ自体は織り込みの範囲も、声明などで更なる利下げが示唆されるとランド相場の上値を押さえそうだ。
 経済政策としては、英10月公共部門純借入額、仏11月企業・製造業景況感指数、英10月CBI受注動向調査、メキシコ10月小売売上高、加10月鉱工業製品・原料価格指数、米国では、11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数、10月景気先行指標総合指数、10月中古住宅販売件数、10月カンザスシティー連銀総合・製造業活動指数、ユーロ圏11月消費者信頼感・速報値などが発表される。
 比較的大きな材料は少ないが、注目としては11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や週間新規失業保険申請件数の強弱を見る形。直近の米経済い表は良好が維持されており、それが12月の利下げ見通しを翻している。 結果による米長期金利の動きに留意しておきたい。
 
 戦略としては、ドル円は、直近高値を超える156.75まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、155.89が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、156.75をストップに売り直し、越えても157.62-86、158.86、159.45をストップに順次売り場探し。下値は、154円ミドルが維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、153.29割れをストップに買い直し。更には153.29、152.14、151.30-34、150.50-60、149.09や148.85割れをストップに順次買い直しとなる。 
 ユーロドルは、1.0497まで下値を拡大も更なる展開とならず、下値は1.0496-97が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.0448割れをストップに買い直しとなる。上値は、1.0610が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.0653-63、1.0728、1.0825-57、1.0937、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2586まで拡大も現状は維持する形。下値は1.2586や1.2913が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.2446、1.2300割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.2715-21が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.2768、1.2832、1.2874、1.2926、1.3010、1.3048-71、1.3103-35、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、166.69まで上値を拡大も、更なる展開とならず、下値は、163.17が維持されると売りは利食いで、買いはは割れるなら止めて、161.50、161.00、160円、158.71割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、165.10が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、166.10-12をストップに売り上直し。超えても166.69、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円は、199.56まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は197.79が押さえると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて、198.47、199.56-81越えをストップに売り直し。更には201.15や202.15をストップに売り直しとなる。下値は、195円前後を前に下げ渋りでは売りは利食い、買い下がっても、割れるなら止めて、193.58、192.71-80割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、102.41まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、101.57が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、102.41、103.12越えをストップに売り直しとなる。下値は101円前後を維持すると売りは利食いも、買いは買い下がって99.43-49割れをストップ、割れても99.09、98.69-75、97.95-35、97.63、96.72、95.33割れをストップに順次買い場探しとなる。
 NZD円は、92.47まで上値拡大も更なる展開とならず、上値は91.81-95を前に上げ渋りでは買いは利食い、売りはストップが92.47越え、更に超えても92.80、95.30、96.41-83越えをストップに売り直しとなる。下値は、90.96が維持されると売りは利食いも、買いは90.13割れをストップ、割れても90.08や89.80-87割れをストップに買い直し。更に割れても89.38、88.61、87.50-88割れをストップに順次買い直しとなる。