昨晩の海外(2024/11/20)

 昨晩の海外市場は、ウクライナがATACMSを使用してロシア領内を攻撃したとの報道に加えて、ロシアのプーチン大統領が核ドクトリンの改定を承認、核兵器の使用基準を緩和したと伝わったことで、一時リスクオフの動きが広がったが、ラブロフ露外相が「ロシアの核ドクトリンは米国のものと変わらない」、「核戦争を起こさないことがロシアの立場」述べたこと、「米政府はロシアの核ドクトリン改定に反応しない方針を示唆した」との報道、IAEAが「イランは核兵器級に近いウランの生産停止に合意」と発表したことなどから、悪影響は限られた。尚米10月住宅着工件数や建設許可件数は予想より弱く、米10年物国債利回りは、一時4.339%まで低下した後、4.395%まで再反発した。
 ドル円は、154.65から153.29まで一時下落も、その後154.80まで上値を拡大、ユーロドル1.0524まで下落後1.0601まで反発、ポンドドルも1.2614まで下落後1.2686まで値を回復した。
 一方クロス円では、ユーロ円が161.50まで下落後163.93、ポンド円も193.58から196.23、オージー円は99.50から101.08、NZD円は90.14から91.46、カナダ円は109.26から110.84まで反発した。