昨晩の海外(2024/10/23)

 昨晩の海外市場は、大きな材料のない中、米10月リッチモンド連銀製造業指数が予想より強かったが、反応は限られた。米10年物国債利回りが4.222%から4.166%で高止まりした。IMFは、世界の成長率見通しを据え置き、米国の成長率見通しを引き上げたが、NY株価は揉み合いに限られた。
 ドル円は、150.61から151.20まで高値を更新、ユーロドルは、センテノ・ポルトガル中銀総裁が「雇用市場が軟化すれば0.50%の利下げも可能」、ラガルドECB総裁が「金利が向かっている方向は明らか」、「金利引き下げのペースは未定」、ホルツマン・オーストリア中銀総裁が「金利引き下げは適切」、ビルロワドガロー仏中銀総裁が「景気抑制策の解除が遅過ぎるとリスクが高まる可能性」、レーン・フィンランド中銀総裁が「利下げが迫っている。ペースと規模は後日決定」
などと述べたこともあり、1.0793までじり安、ポンドドルは、グリーン英中銀MPC委員が「利下げについては段階的なアプローチを支持する」と述べたが反応は見えず1.2945まで値を下げた。
 一方クロス円では、ユーロ円は163.67の高値から162.78まで一時下落、ポンド円も193から195.11で上下、オージー円は100.75から101.05、NZD円は91.20から91.42で推移、カナダ円は108.99から109.40まで反発した。