昨晩の海外(2024/09/19)

 昨晩の海外市場は、注目のFOMCで、FFレートの誘導目標を現在の5.25-5.50%から4.75-5.00%と0.50%引き下げられた。これを受けて一時ドル売りが進むも、パウエルFRB議長が会見で、「緩和が遅すぎると、労働市場や雇用が過度に弱まる可能性がある」としながらも、「今後も会合ごとに決定を下していく」、「FRBが急いでいることを示唆する予測は何もない」、「0.50%の利下げを新たなペースと見なすべきではない」と言及したことで、その後はドルの買い戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、3.638%まで低下後3.719%まで反発した。尚米8月住宅着工と建設許可件数は予想を大幅に上回り、ボウマンFRB理事は、ただ一人0.25%の利下げを主張、ドットチャートからは、今年は後2回で0.50%の利下げ、2025年は4回の利下げが想定される結果となっており、最終的には3.25-3.50%までの利下げが実施される可能性が示された。
 ドル円は、140.45まで下落後、FOMC前の高値を超えて142.71まで一時反発、ユーロドルは、1.1189から1.1097、ポンドドルは1.3298から1.3175まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が157.11まで下落後158.37、ポンド円も186.67から188.06まで反発、オージー円は、96.34の高値から95.66まで下落後96.34まで再反発、NZD円は88.39から87.88まで下落後88.38まで値を戻し、カナダ円は103.67から104.78まで買い戻された。