昨晩の海外(2024/08/23)

 昨晩の海外市場は、米8月製造業PMI・速報値や週間新規失業保険申請件数が予想より弱かったが、失業保険継続受給者数、8月サービス業PMI・速報値、7月中古住宅販売件数が予想を上回ったことで、米10年物国債利回りが3.788%から3.877%まで上昇、ドルの買い戻しが優勢となった。尚コリンズ・ボストン連銀総裁が「雇用統計の修正にもかかわらず、労働市場は健全」、「段階的な利下げが適切になるだろう」、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は「データが予想通りなら9月利下げを支持する」と述べている。
 ドル円は、146.53まで反発、ユーロドルは、ユーロ圏8月サービス業PMI・速報値は予想を上回ったが、独8月サービス業PMI・速報値や独ユーロ圏製造業PMI・速報値、ユーロ圏8月消費者信頼感・速報値が予想より弱く、 1.1098まで値を下げ、ポンドドルは、英8月製造業・サービス業PMIの速報値が予想より強かったが、1.3130から1.3077まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は162.91、ポンド円は191.83まで反発、オージー円は98.43まで上昇後97.79まで下落、NZD円は89.97から89.51で上下、カナダ円も107.70から107.20で揉み合った。