昨晩の海外(2024/07/03)

 昨晩の海外市場は、米5月雇用動態調査における求人件数が、予想を上回ったが、一方で4月分が下方修正、パウエルFRB議長が、「物価はディスインフレ傾向再開を示すようになった」と述べドルの重しとなるも、「FRBは利下げに着手する前にインフレ鈍化に関する一段のデータを確認する必要がある」と慎重な姿勢を継続したことで、ドル売りも限られた。米10年物国債利回りが4.414%まで低下後4.455%まで反発した。
 ドル円は、東京時間の高値161.74から161.27まで一時下落、ユーロドルは、ユーロ圏6月消費者物価指数・速報値が、比較的堅調なこともあって、1.0710から1.0747まで反発、ポンドドルも1.2616から1.2688まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円が173.60から173.09で上下、ポンド円は、203.88から204.87まで高値を更新、オージー円も107.72、NZD円は98.22、カナダ円は118.15まで高値を更新した。