昨晩の海外(2024/03/15)

昨晩の海外市場は、米2月小売売上高は、予想を下回ったが、週間新規失業保険申請件数や2月卸売物価指数が、強い結果となったことで、米10年物国債利回りが、4.186%から4.300%まで上昇、ドル買いが優勢となった。
 ドル円は、昨日に続いて「日銀は来週の会合で、YCCの撤廃を含めて、大規模金融緩和の正常化に踏み切ることを検討」との一部報道を受けて、147.44まで下落後、148.36まで反発、ユーロドルは、1.0881、ポンドドルは、1.2731まで売りに抑えた。尚、ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁が「夏季休暇前に2度の利下げが必要」、「我々はすぐに利下げを開始する必要がある」、「2024年内に4度の利下げが合理的と考える」、レーンECB専務理事は、「利下げが4月か6月か、過剰な分析はしない」、デギンドスECB副総裁は、「6月には金利を決定するのに十分な情報が得られるだろう」と述べている。
 一方クロス円では、ユーロ円は161.11、ポンド円は188.60、オージー円は97.43、NZD円が90.77、カナダ円は109.44まで売りに押された。