昨晩の海外市場は、主だった米経済指標の発表のない中、米国3年物国債の入札が好調だったことなどから、米10年物国債利回りが、4.169%から4.081%まで低下したことで、ドルに利食い優勢となった。尚、メスター・クリーブランド連銀総裁が「時期尚早の利下げは間違い」、「年内に3回の利下げを依然として見込む」、「バランスシート縮小のペースを落とす緊急性ない」、FRB要人のタカ派発言が続き、イエレン財務長官が「ドル離れのインセンティブは存在する」などと述べたが、影響は見えなかった。
ドル円は、148.79を高値に、147.83まで下落、ユーロドルは、独12月製造業新規受注が強い結果も、ユーロ圏12月小売売上高が弱く、1.0762から1.0723まで下落後、このレンジで上下、ポンドドルは、1.2536から1.2600まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円は159.87から158.86まで下落、ポンド円は186.79まで反発後186.19まで売りに押され、オージー円が96.35、NZD円は89.81、カナダ円は109.45まで値を下げた。