昨晩の海外市場は、大きな材料のない中、米10年物国債利回りが、4.614%から4.492%まで低下したが、ドル売りは限られた。米9月卸売売上高が予想を上回り、パウエルFRB議長は、FRB主催の会合でのあいさつにおいて、金融政策や経済見通しについて特別言及はなく、NY株価3指数は方向感に薄い動きに留まり、総じて影響は見えなかった。
ドル円は、151.06まで上昇、ユーロドルは、ユーロ圏9月小売売上高が弱い結果となったこともあって、1.0659まで下落後1.0716まで値を戻し、ポンドドルも1.2242まで下落後1.2302まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が161.73、ポンド円は185.68まで上昇、オージー円は97.10から96.65まで値を下げ、NZD円も89.50から89.19まで値を下げ、カナダ円は、軟調な原油価格にも109.50から109.19での揉み合に留まった。