金曜日の海外市場は、アルジャジーラが「カタールの仲介で、イスラエルとハマスは停戦協定の実現に向けて急速に交渉を進めている」と一時報じたが、「イスラエルはハマスが求めた長期停戦に応じなかった」、「イスラエルはガザ地区からの通信を遮断し、開戦以来最も大規模な攻撃を開始」との通信電、イスラエル軍報道官が「今夜地上軍が作戦を拡大」と発言、イスラエルとハマス停戦への期待がはく落し、リスクオフの動きにつながった。米経済指標としては、米9月個人消費や消費支出は、概ね予想通りの結果、10月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値が予想を上回り、米10年物国債利回りが4.888%から4.845%で小動きに留まったことで、総じて影響は限られた。
ドル円は、「日銀が来週の金融政策決定会合でYCCの再修正に動くのではないか」との見方もあって、149.46までじり安、ユーロドルは、1.0535から1.0597、ポンドドルは、1.2102から1.2163で上下の動きに留まった。
一方クロス円では、ユーロ円は157.89、ポンド円は181.05、オージー円は94.68、NZD円は86.84、カナダ円は107.72まで売りに押された。