昨晩の海外市場は、米国の住宅ローン金利が23年ぶりの水準まで上昇、9月新築住宅販売件数が予想より強く、5年物国債の軟調な入札もあって、10年物国債利回りが4.966%まで上昇、NY株価3指数が揃って反落し、ドルの買い戻しが続いた。
ドル円は、150.32まで上昇、ユーロドルは、フュースト独ifo経済研究所所長が、「ECBは、2024年後半に利下げに踏み切る可能性」、「ECBがこれ以上の利上げに踏み切る理由はほとんど見当たらない」と述べたこともあって、1.0566まで売りに押され、ポンドドルは1.2109まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は158.40から148.84で上下、ポンド円は181.64から182.23で揉み合い、オージー円が94.58、NZD円は87.04まで売りに押され、カナダ円は、カナダ中銀が政策金利を据え置き、声明では「インフレリスクが高まっていることを懸念しており、必要に応じて政策金利をさらに引き上げる用意がある」としたが、マックレム加銀行総裁が、「利上げが効果を示しているという明確な証拠が見られる」と述べたこともあって109.02から108.56まで下落後、このレンジで推移した。