昨晩の海外(2023/10/06)

昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数が、20.7万件と予想の21.0万件を下回り、米10年物国債利回りが、4.775%まで上昇したことで、一時ドル買いが出るも、その後利回りが4.702%まで低下、ドルの売り戻しが優勢となった。尚NY株価3指数は、下落スタートもその後小幅安で終了、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁は、「労働市場が冷え込み、インフレ率が目標に戻りつつあることが続けば、金利を安定的に維持し、政策の効果を持続させることができる」、「このところの国債利回りの上昇はFRBに代わりある程度の仕事をしているため、われわれが一段の行動をとる必要性は薄れている」、バーキン・リッチモンド連銀総裁は、「現在の金利は高く感じるが、長期的なものではない」と述べたが、影響は限られた。
 ドル円は、149.12まで反発後148.26まで一時下落、ユーロドルは、カジミール・スロバキア中銀総裁が「9月の利上げが最後になることを望む」、ビルロワドガロー仏中銀総裁は「ECBの利上げが完了することを期待」などと述べたが反応は見えず、1.0500から1.0552まで値を戻し、ポンドドルは、英9月建設業PMIが、市場予想を大幅に下回り1.2108まで下落後、ブロードベント英中銀副総裁が「英国のインフレ率を2年以内に目標値に戻すことを目指している」と述べたこともあり、1.2196まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円は、156.79から156.22まで下落、ポンド円は181.05まで反発、オージー円は94.22から94.62、NZD円は88.26から88.58、カナダ円は、108.41から108.01での小動きに留まった。