昨晩の海外(2023/10/03)

昨晩の海外市場は、米9月製造業PMI・改定値やISM製造業景況指数が予想を上回ったことで、米10年物国債利回りが、4.701%まで上昇、ドルがじり高となった。また、世界銀行が2024年の中国の成長率見通しを引き下げ、NY株価3指数は、まちまちの動きとなったが影響は限られた。
尚バーFRB副議長が、「金利をどれだけ長く高水準に維持するかが最も重要」、パウエルFRB議長が「FRBの目標は堅調な労働市場の持続で、そのためには物価の安定を実現することが必要であり、FRBはそれを達成することに焦点を当てている」、ボウマンFRB理事は「さらなる利上げは適切となる可能性が高い」と述べている。
 ドル円は149.55から直近の高値を上回り149.87まで値を上げ、ユーロドルは、ユーロ圏各国の9月製造業PMI・改定値はまちまちとなったが、デギンドスECB副総裁が「現行金利はインフレ目標達成に役立つ。インフレは今後数カ月低下する見通し」と述べたこともあり1.0478まで下落、ポンドドルは、英9月製造業PMI・改定値が前回より強い結果となるも、1.2086までじり安となった。
 一方クロス円は、海外での日経平均先物が下落を強めたこともあって、リスクオフ的に全面安となった。ユーロ円は157.00、ポンド円は181.13、オージー円は95.28、NZD円は88.99、カナダ円は109.47まで売りに押された。