昨晩の海外(2023/09/26)

昨晩の海外市場は、米長期金利の上昇を背景としたドル買いが続いた。米10年物国債利回りは、今年最安値となる4.548%まで上昇した。NY株価3指数は、一時の下落も反転に転じて引けたが、総じて影響は限られた。尚グールズビー・シカゴ連銀総裁が「ある時点で問題は金利をどのくらい高くするかということから、金利をどのくらいの期間維持するかという問題に移る」と述べたが反応は見えなかった。
 ドル円は、植田日銀総裁の「直接為替を左右するような政策運営はしない」との発言もあって、148.96までじり高となり、ユーロドルは、独9月ifo企業景況感指数が予想を上回り、ラガルドECB総裁が「ECBは利下げについて議論していない」、シュナーベルECB専務理事が「ユーロ圏の経済活動は明らかに減速している」、「インフレ問題はまだ完全に解決されていない」と発言したが1.0576までじり安、ポンドドルも1.2194まで一時売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は158.18を高値に157.49まで下落、ポンド円は181.41から181.96で上下、オージー円は95.19から95.72まで反発、NZD円が88.18から88.91、カナダ円は109.98から110.57まで反発した。