金曜日の海外市場は、米8月米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値が、予想を下回ったことで、一時ドル売りが出るも、パウエルFRB議長の「追加利上げの是非は慎重に進めていくも適切な場合に実施する用意がある」、「インフレの持続的な鈍化まで景気抑制的な政策を維持する」とのジャクソンホール会議での発言が伝わり、ドルに買い戻しが出た。米10年物国債利回りは、4.208%から4.283%の推移に留まり、パウエルFRB議長の発言が、想定内の見解に留まったことで、総じて揉み合いの展開で週末の取引を終了した。
ドル円は、145.73まで下落後、146.63まで反発、ユーロドルは、1.0842から1.0766まで一時売りに押された。尚ラガルドECB総裁が、ジャクソンホール会議で「金利を必要なだけ高い水準に設定していく」と述べたが影響は見えず、ポンドドルは、1.2655から1.2548で上下した。
一方クロス円は、安心感からNY株価3指数が反発したことで、巻き戻しが優勢となった。ユーロ円が158.25、ポンド円は184.42、オージー円は93.98、NZD円は86.62、カナダ円は107.72まで買い戻された。