昨晩の海外(2023/08/17)

昨晩の海外市場は、米7月鉱工業生産・米設備稼働率や住宅着工・建設許可件数など経済指標がまちまちな結果となり、影響は限られたが、米長期金利の上昇を背景としたドル買いが続いた。米10年物国債利回りは、FOMC議事録で「当局者はインフレリスクによりさらなる引き締めが必要となる可能性と指摘」、「当局者はインフレに著しい上振れリスクがあると指摘」との見解が示されたこともあり、4.278%まで上昇した。
 ドル円は、介入警戒感もあるが146.35までじり高、ユーロドルは、ユーロ圏第2四半期GDP・改定値が前回と変化はなく、1.0935から1.0872まで下落、ポンドドルは、英7月消費者物価・コア指数が予想を上回ったが、伸びは鈍化しており1.2767から1.2712で上下した。
 一方クロス円は、NY株価3指数が続落したことでまちまちの展開。ユーロ円が159.26、ポンド円は186.32まで上昇も、リスクオフでオージー円が93.80、NZD円は86.66まで売りに押された一方、カナダ円は、加6月卸売売上高が予想を上回ったこともあって、108.20まで買い戻された。