昨晩の海外市場は、新規材料難に薄い中、今週の米物価指数の発表を控えて、様子見ムード。ただ、米株価3指数が堅調に推移したことで、リスクオンの円売りが優勢となった。米10年物国債利回りは、4.121%から4.064%で高止まりが続き、ドル相場を支えた。尚ウィリアムズNY連銀総裁が、「金利の低下が来年始まる可能性がある」、「経済データ次第で来年初めの利下げの可能性を排除しない」と述べたが、影響は限られた。
ドル円は、141.80まで下落後142.59まで反発、ユーロドルは、1.0965から1.1012で上下、ポンドドルは、ピル英MPC委員が、「英国が十分な利上げを実施していないことにもリスクがある」と述べたこともあり、1.2713から1.2790まで値を上げた。
一方クロス円では、ユーロ円は156.85、ポンド円は182.20、オージー円は93.69、NZD円は87.02、カナダ円は106.65まで反発した。