昨晩の海外市場も米長期金利の上昇を背景としたドル買いが続いた。米7月S&P/ケース・シラー住宅価格指数は、予想を上回り過去最高水準を示したが、8月新築住宅販売件数が予想を下回り、9月消費者信頼感指数と8月新築住宅販売件数は予想を下回ったが、9月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回り、強弱入り混じる内容から為替市場の反応は限られた。米10年物国債利回りは、4.483%から4.564%まで反発、NY株価3指数は、景気の減速を示す消費者信頼感指数を受けて、大きく値を崩しリスク回避的にドルを支えた。尚、ホルツマン・オーストリア中銀総裁が「さらなる利上げは排除できない」、ミュラー・エストニア中銀総裁が「現状はこれ以上の利上げを予想していない」、シムカス・リトアニア中銀総裁が「インフレの上振れリスクは依然として存在する」と述べたが、影響は見えなかった。
ドル円は、アジアの高値149.19から148.76まで調整後149円台を回復、ユーロドルが1.0562、ポンドドルは、1.2154まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が157.93から157.32、ポンド円は181.06、カナダ円は110.11まで下落、オージー円は95.23から95.61で上下、NZD円は88.50から88.89のレンジでの動意に留まった。