今日の裏読み、表読み(2025/03/27)

昨晩は、月末・四半期末のフローに加えて、不安定な株価を背景に、ドルの買い戻しやリスクオフの動きが優勢となった。引き続き4月2日の相互関税に向けて、トランプ発言や株価の反応には留意して対応したい。
 本日の金融政策としては、ノルゲバンクやメキシコ中銀が政策金利を公表する。ノルゲバンクは据え置き見通しも、メキシコ中銀は0.50%の利下げ想定されている。予想通りなら影響は少ないが、メキシコ中銀に関しては、トランプ関税に対する懸念もあって、更なる利下げの可能性が示唆されると相場に悪影響がありそうだ。
 経済指標としては、トルコ2月失業率と貿易収支、ユーロ圏2月家計向け融資・非金融向け融資・伸び率、南ア2月卸売物価指数、加3月ビジネス・バロメーター、 メキシコ2月貿易収支、米国では、第4四半期GDPと個人消費・確定値、週間新規失業保険申請件数、2月卸売・小売在庫と企業収益、2月住宅販売保留指数、2月カンザスシティー連銀・総合指数などが発表される。
 注目は、第4四半期GDPと個人消費や週間新規失業保険申請件数となるが、総じて弱い見通しから、強い結果がリスクとなるが、引き続き月末・四半期末のフローに左右される展開に注目しておきたい。
 また要人発言の機会も多いが、ECB関連では、更なる利下げに慎重な意見、FRB関連でも、利下げに慎重な意見が続くと、一定の影響も見えそうだ。

 戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が146.54まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は150.95や151.18-30が抑えると買いは利食い優先、売っても超えるなら止めて152.31、153円や153.50前後、154円、154.80、155.52越えをストップに順次売り場探し。下値は、150円前後や149円ミドルが維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて148.58-61、148.00-17、147.41、146.54、145.92、143.44、142.96割れをストップに順次買い場探しとなる。
 ユーロドルは、反発が1.0955まで拡大も現状は上値を抑えられる形。上値は、1.0830-61が抑えると買いは利食い優先で売っても、超えるなら止めて、1.0920や1.055をストップに売り上がり。更に超えても1.1000、1.1050、1.1083、1.1144越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0700を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買い下がっても1.0676を割れるなら止めて、1.0600、1.0466-96、1.0360-89、1.0317、1.0277-92割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3015まで反発。上値は、1.2967-74が抑えると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて1.3015-48、1.3071、1.3103、1.3175越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.2862が維持されると売りは利食い、買っても割れるなら止めて1.2800、1.2672-00、1.2560-83、1.2477、1.2373、1.2333、1.2249割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、154.80を維持して164.19まで反発も上値を抑えられる形。上値は、163.03が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて164.19や164.55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し。下値は160円ミドルが維持されると売りは利食いで、買い下がっても、160.74を割れるなら止めて160.06-28、158.90、158円、157円、155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して195.01まで反発、上値は194.80-195.01が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて195.82、196.02、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、193円前後が維持されると売りは利食いで、買いは193.36割れをストップ、割れても193円から192円と買い下がって、ストップは191.47割れ。更には190.75、188.80、188.25、187.69-25、187.01-25割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、91.83まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、95.19-36が抑えると買いは利食い優勢、売りは越えるなら止めて、95.76越え。更に超えても96.50、96.77-00、97.33-52、98.26、98.77、99.17-23越えをストップに順次売り直しとなる。下値は94円前後の維持では売りは利食いで、買い下がってもストップは93.94割れ。更に割れても93.15、92.54、91.83、91円、90.13割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、83.15まで下値を拡大も維持する形。上値は、86.66が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて86.83-18や87.38-48、87.97-25越えをストップに売り直しとなる。下値は85.04-21を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買い下がっても割れるなら止めて94.02、83.07-31、81.56、80.44割れをストップに買い直しとなる。