今日の裏読み、表読み(2025/03/25)

 昨晩は、米国の関税政策が緩むとの思惑から、ドルに買い戻しやリスクオフの動きに巻き戻しが優勢となった。ただ、これもトランプ氏の関税に関する発言が、ころころ変わることから信じるのは危険。特に4月2日の相互関税の発表を前に、警戒感は続きそうだ。
 経済指標としては、1月23-24日開催分の日銀・金融政策決定会合議事録、トルコ2月設備稼働率と製造業信頼感指数、独3月ifo企業景況感指数、英2月CBI小売売上高調査、メキシコ2月小売売上高、米国では2月建設許可件数・改定値、1月月次住宅価格指数、1月S&P/ケース・シラー住宅価格指数、米2月新築住宅販売件数、3月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業総合指数などが発表される。
 注目としては、日銀・金融政策決定会合の議事録は、政策金利が据え置かれているが、タカ派は維持されている。議事録の内容が影響を与えることは少ないが、次の政策金利の引き上げが長引くとの思惑につながるなら円売りを支えそうだ。また、独3月ifo企業景況感指数は強弱次第だが、直近強い指数が目立っており、失望の動きに注意。一方米国では住宅関連の指標や
3月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数が焦点。直近弱めの米経済指標が続いており、弱さが再確認されるなら、米長期金利の上昇やドルの上値を押さえそうだ。

戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が146.54まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は151.18-30が抑えると買いは利食い優先、慎重に売り上がっても超えるなら止めて152.31、153円や153.50前後、154円、154.80、155.52越えをストップに順次売り場探し。下値は、149円ミドルが維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて148.58-61、148.00-17、147.41、146.54、145.92、143.44、142.96割れをストップに順次買い場探しとなる。
ユーロドルは、反発が1.0955まで拡大も現状は上値を抑えられる形。上値は、1.0861が抑えると買いは利食い優先で売っても、超えるなら止めて、1.0920や1.055をストップに売り上がり。更に超えても1.1000、1.1050、1.1083、1.1144越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0766が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.0676、1.0600、1.0466-96、1.0360-89、1.0317、1.0277-92割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3015まで反発。上値は、1.2974が抑えると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて1.3015-48、1.3071、1.3103、1.3175越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.2862-88が維持されると売りは利食い、買っても割れるなら止めて1.2800、1.2672-00、1.2560-83、1.2477、1.2373、1.2333、1.2249割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は、154.80を維持して164.19まで反発も上値を抑えられる形。上値は、163円前後が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて164.19や164.55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し。下値は160.74が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて160.06-28、158.90、158円、157円、155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.69で下値を維持して194.91まで反発、更なる展開とならず、上値は194.91が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて195.82、196.02、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、192円前後が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて191.47、190.75、188.80、188.25、187.69-25、187.01-25割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、91.83まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、95.04-36が抑えると買いは利食い優勢、売りは越えるなら止めて、95.76越え。更に超えても96.50、96.77-00、97.33-52、98.26、98.77、99.17-23越えをストップに順次売り直しとなる。下値は93.15が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、92.54、91.83、91円、90.13割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、83.15まで下値を拡大も維持する形。上値は、86.83-18や87.38-48が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて87.97-25越えをストップに売り直しとなる。下値は85.04-21が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて94.02、83.07-31、81.56、80.44割れをストップに買い直しとなる。