今日の裏読み、表読み(2025/03/14)

昨晩もリスクオフの展開。トランプ大統領の関税に対する発言やウクライナ情勢の混乱で、相場が上下しており、当面こういった展開が続く可能性が高く、週末もあって追いかけるのは避けたい。長期投資なら様子見ムード、短期張りなら水星の逆行期でもあり、大きな動きがあった場合の逆張りが有効となりそうだ。
 本日の経済指標としては、独2月消費者物価指数・改定値と1月卸売物価指数、英1月月次GDP、1月鉱工業・製造業生産指数、1月建設部門生産・サービス部門指数、1月貿易収支、仏2月消費者物価指数・改定値、加1月製造業出荷と卸売売上高、米3月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値などが発表される。
 個別の指標での動きは限られそうだが、注目は米経済に調整が想定される中、景況感を見る上で、米3月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が焦点。強弱次第も弱い結果はリスクオフにつながり易い。
 また日本の春闘の第1回回答集計結果の発表では、材料視されるかは不透明も、良好な賃上げが示された場合、日銀の早期利上げの思惑につながり易いことは留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が146.54まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は149.19-33が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて151.18-30、152.31、153円や153.50前後、154円、154.80、155.52越えをストップに順次売り場探し。下値は、147.41が維持されると売りは利食いで、買いは147円前後まで買い下がって、ストップは146.54割れ。割れても145.92、143.44、142.96割れをストップに、順次買い場探しとなる。
 ユーロドルは、反発が1.0947まで拡大も更なる展開とならず、上値は、1.0928-47が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるならや止めて1.1000、1.1050、1.1083、1.1144越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0805-23が維持されると売りは利食いで買い下がっても、1.0766を割れるなら止めて、1.0676、1.0600、1.0466-96、1.0360-89、1.0317、1.0277-92割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.2968まで反発。上値は、1.2968が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3010、1.3048、1.3071、1.3103、1.3175越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.2913が維持されると売りは利食いも、買いは買い下がって1.2862-73割れをストップ、割れても1.2800、1.2672-00、1.2560-83、1.2477、1.2373、1.2333、1.2249割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、154.80まで下落もこれを維持する形。上値は、162.35が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて162.49-71、164.08-55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し。下値は、160円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて158.90、158円、157円、155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円は、187.69まで再下落も維持する形。上値は、193.12-38が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて193.77-03、194.76-78、196.02をストップに順次売り直しとなる。下値は、190円前後が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて188.80割れをストップ、割れても188.25、187.69-25、187.01-25、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、91.83まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、93.95が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて94.72-74、95.46、96.50、96.77-00、97.33-52、98.26、98.77、99.17-23越えをストップに順次売り直しとなる。下値は91.83が維持されると売りが利食いで、買っても割れるなら止めて91円、90.13割れをストップに買い直しとなる。
 NZD円は、83.15まで下値を拡大も維持する形。上値は、85.18が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて85.64、86.16、86.90-04や87.41-48、87.97-25越えをストップに順次売り直しとなる。下値は83.07-31が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて81.56、80.44割れをストップに買い直しとなる。