今日の裏読み、表読み(2025/03/10)

先週末の米雇用統計は予想を下回るも、それほど悪い結果とならず、パウエルFRB議長は、引き続き「利下げを急がない」姿勢を示してる。今週は米国の物価指数が発表されることで、3月のFOMCを控えて、強い結果がドルを支えるのか焦点となりそうだ。
 本日の経済指標としては、日本の1月毎月勤労統計調査、1月国際収支、1月景気先行指数・速報値と2月景気ウオッチャー調査、独1月鉱工業生産と貿易収支、ノルウェー2月消費者物価指数、2月ECO消費者信頼感指数、2月消費者信頼感指数、米国では、NY連銀2月インフレ期待と2月雇用傾向指数などが発表される。
 注目としては、日本の1月毎月勤労統計調査が良好な結果となるなら、引き続き日銀の利上げ期待を支えそう。米国では、今週の物価指数の発表を控えて、NY連銀の2月インフレ期待が焦点。トランプ関税の影響もあり、特にイメージ的には、インフレ期待の上昇が想定される。米長期金利の上昇が強まれば、ドル相場を支える見通し。
 その他、ゼレンスキー大統領がサウジアラビアのムハンマド皇太子と会談する。停戦への期待が高まれば良いが、引き続きウクライナ情勢の不透明感が続けば、リスクオフの動きにつながり易い。
 また、今週から米国が夏時間に移行する。米経済指標の発表が冬時間から1時間早まることは留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が146.95まで下値を拡大。上値は148.39が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて149.33、151.18-30、152.31、153円や153.50前後、154円、154.80、155.52越えをストップに順次売り場探し。下値は、146.95を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買い下がっても、割れるなら止めて145.92、143.44、142.96割れをストップに、順次買い場探しとなる。
 ユーロドルは、反発が1.0889まで拡大。上値は、1.0889が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるならや止めて1.0937、1.1000越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0766が維持されると売りは利食いも、買いは1.0676をストップに買い下がり。割れても1.6000、1.0466-96、1.0360-89、1.0317、1.0277-92割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.2945までまで反発。上値は、1.2945が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3010越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.2866が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.2800、1.2672-00、1.2560-83、1.2477、1.2373、1.2333、1.2249割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、154.80まで下落もこれを維持する形。上値は、161.28が抑えると買いは利食いで、売りは161.51を越えるなら止めて162.49-71、164.08-55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し。下値は、159.11が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、158円や157円割れをストップに買い直し。更に割れても155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円は、187.69まで再下落も維持する形。下値は、187.69-25が維持されると売り利食いで、買っても割れるなら止めて187.01-25、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、192.56が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて193.07-38、193.77-03、194.76-78、196.02をストップに順次売り直しとなる。
 豪ドル円は、91.86まで下値を拡大。下値は91.86が維持されると売りが利食いで、買っても割れるなら止めて91円、90.13割れをストップに買い直しとなる。上値は、94.72-74が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて95.46、96.50、96.77-00、97.33-52、98.26、98.77、99.17-23越えをストップに順次売り直しとなる。
 NZD円は、83.15まで下値を拡大。下値は83.07-15が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて81.56割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、85.64が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて86.16、86.90-04や87.41-48、87.97-25越えをストップに順次売り直しとなる。