今日の裏読み、表読み(2025/03/04)

先週末は、トランプ大統領とゼレンスキ―会談が破綻したことで、一時リスクオフの動きも、更に大きな展開となっていない。ただ、この問題は、今後も引き続くことで、安心するのは時期尚早となる。
 今週は、週末の米雇用統計の発表を控えて、重要指標も続き、トランプ関税の早期開始もあって、混乱が続く可能性に留意して対応したい。
 本日の経済指標としては、中2月財新製造業PMI、トルコ2月製造業PMIと2月消費者・生産者物価指数、スイス2月製造業PMI、ユーロ圏各国の2月製造業PMI・改定値、英2月製造業PMI・改定値、ユーロ圏2月消費者物価指数・速報値、米国では、2月製造業PMI・改定値とISM製造業景況指数などが発表される。
 注目としては、各国のPMIは格差が見えると一定の動きとなりそう。また、ユーロ圏では2月消費者物価指数・速報値の強弱次第だが、強い結果がECBの利下げペースを落とすとの見方につながり易い。一方米国では、2月ISM製造業景況指数が焦点となるが、事前に発表された製造業PMIが強かったが、反動的な動きであって、失望なら注意となる。
 その他引き続き荒れた動きとなる株価や上げ渋りが見える米長期金利にも注目して対応したい。

 戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が148.57まで下値を拡大も維持する形。上値は149.65が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて151.30、152.31、153円や153.50前後、154円、154.80、155.52越えをストップに順次売り場探し。下値は、148.57や148円ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、148円割れ、147.34、145.92、143.44、142.96割れをストップに、順次買い場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0141まで下落も、これを維持して反発も1.0528が上値を抑える形。上値は、1.0528-40が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるならや止めて1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0471が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0400や1.0360割れをストップ、更には1.0317、1.0277-92、1.0211、1.0141、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは1.2100まで下値を拡大も維持する形。上値は、1.2788-12が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.2560-70が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて1.2477、1.2373、1.2333、1.2249、1.2130、1.2088-96、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。