今日の裏読み、表読み(2025/02/03)

 週初から、トランプ政権の加墨中に対する追加関税の正式な発表を受けて、リスク回避の動きが、早朝から広がっている。
 ただ、一定の織り込みもあるはずで追いかけるのは避けたい。一方今週は週末の米雇用統計の発表を睨んだ展開。強い結果が続けば、FRBの利下げ停止の思惑につながり易そうだ。
 本日の経済指標としては、1月23日244日開催分の日銀金融政策決定会合「主な意見」、豪12月小売売上高と住宅建設許可件数、中1月財新製造業PMI、トルコ1月製造業PMIと消費者・生産者物価指数、スイス1月製造業PMI、ユーロ圏各国の1月製造業PMI・改定値、英1月製造業PMI・改定値、ユーロ圏1月消費者物価指数・速報値、米国では、1月製造業PMI・改定値、1月ISM製造業景況指数と12月建設支出、NZ12月住宅建設許可件数などが発表される。
 注目としては、日銀の「主な意見」では、1月の利上げに対して、次の利上げ時期を睨んで一定の示唆が見えるか注目となるが、恐らくそれほどタカ派とはならず、円売りのタイミングとなる可能性は若干注意。また各国のPMIの格差が相場に一定の影響を与えそうだが、焦点はやはり、米国の1月ISM製造業景況指数で、トランプ政権の誕生を前に駆け込み需要なども強く、良好な結果が見えるとドル相場を支えそうだ。

 戦略としては、ドル円は、158.87まで上値を拡大も現状は押さえられる形。上値は、155.79-98が抑えると買いは利食い優先、売りは越えるなら止めて、156.25や156.58-75越えをストップに売り直し。超えても158.20、158.87、159.45、160.26、160.73、161.25、161.81-95越えをストップに順次売り場探し。下値は、154.48-74が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、153.72-92割れをストップに買い直し。更に割れても153.16、152.46、151.80、150.90-00、150.00、149.36、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる。
 ユーロドルは、早朝から1.01ミドルまで下落も、突っ込み売りは出来ない。下値は、これが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.03ミドルが抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0434-67をストップに売り直し。更に超えても1.0533-40、1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルは1.2100まで下値を拡大も維持する形。下値は、1.22が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて1.2130、1.2088-96、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。上値は、1.2386-87のギャップの上限が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.2472-77越えをストップに売り直し。更に超えても1.2500や1.2524、1.2576、1.2607-15、1.2667、1.2730、1.2788-12、1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、164.90で上値を押さえられて、早朝に下落を158円まで拡大。ただ突っ込み売りは出来ず、下値は158円が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて157.56-86ゾーン、156.05-18、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。上値は159.91-160.48のギャップの上限が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、161.51、162.49-71、164.08-55、164.90-165.10、166.10-12、166.69、168.00、169.21越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円も上値が198.96で抑えられて、189.34まで下値を拡大後、再度押し目を狙う形。下値は、189.34が維持されると売り利食いで、買っても割れるなら止めて188.09、187.36、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、192.06-08のギャップの上限が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、194.04-38、193.77-03、194.76-78、196.02、197.55、198.26、198.96、199.56-81をストップに順次売り直しとなる
 豪ドル円は、上値を98.77で抑えられて、下値を拡大。下値は95円が維持されると売りは利食いで、買いは94.71割れをストップ、割れても93.60-87割れをストップに買い直しとなる。上値は、96.26のギャップの上限が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、96.94、97.52、98.26、98.77、99.17-23、100.03、101.04-15、101.57、102.41、103.12越えをストップに順次売り直しとなる。
 NZD円は、89.45まで再反発も上値を押さえれて下落が拡大。下値は86円が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.36、83.07割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、87.20-38のギャップの上限が抑えると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて87.96や88.25、88.85、89.28、89.72-90.08、90.56、91.20-34越えをストップに順次売り直しとなる。